『ドゥームズデイ』ドクター・ドゥームは自分の世界のヒーローに? ー ルッソ兄弟監督が制作を断った過去も

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MCUシリーズのマルチバース・サーガのクロスオーバー映画として制作が進められている『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、ロバート・ダウニーJr.演じるドクター・ドゥームが登場し、アベンジャーズたちに立ちはだかる最大のヴィランとして描かれる予定だ。

そんなドゥームについて、ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ監督は、ドゥーム自身が自分の世界ではヒーローであると考えているキャラクターであることを明かしている

ジョー・ルッソ:”私たちは自分自身のことを物語のヒーローだと思っている悪役が大好きです。そうすることで悪役はもっと立体的になり、より面白くなります”

ドクター・ドゥームは、自身が存在する世界を救うためにマルチバースを支配しようとしており、その世界においてはヒーロー的な存在ともいえる。しかし、別のマルチバースの視点から見れば侵略者として映るため、彼に対抗するアベンジャーズもまた、ドゥームの視点では悪役になり得る。

このような多角的な視点が、マルチバースの物語の大きな特徴になっている。

また、こうした「自分こそが正義」と考えるヴィランといえば、インフィニティ・サーガのサノスも同様だった。サノスは宇宙の均衡を保つために生命の半分を消し去ることが必要だと考え、自らの正義を遂行した。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストで、彼が満足げな表情を浮かべたのは、観客にとっても印象深いかっただろう。

今回のドクター・ドゥームも、サノスのような信念を持ち、自らの行動を正当化していることが、ルッソ兄弟の発言からうかがえる。

なお、ルッソ兄弟監督は、当初ロバート・ダウニーJr.本人から『ドゥームズデイ』と『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』の監督を打診されていたが、一度は断ったことを明かしている。

ジョー・ルッソ:”ロバートが僕たちに制作をするように勧めてきたんだ。ただ僕たちは『ノー』と答えた。変な話かもしれないけど、僕らは以前に復帰しないと宣言していたからね”

しかし、スティーブ・マクフィーリー氏からのストーリー提案を受け、最終的に監督を引き受けることになったという。

ルッソ兄弟監督は別のインタビューで、「現在のMCUには軸となる物語が必要」とも語っており、その軸となるキャラクターが、今回のドクター・ドゥームである可能性が高い。

魅力的なキャラクターとして描かれるドクター・ドゥームが登場する『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年5月に全米公開予定だ。

ゆとぴ

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