『シャン・チー』、『エンドゲーム』の出来事を大きく扱わない理由とは? ー プロデューサーが理由を明かす

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※この記事には『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

MCUシリーズの久しぶりとなる新ヒーローのオリジンストーリーを描いた『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
すでにファンからも大きく支持を受けている今作は、ここ最近のMCU作品にならって『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台にしているが、その映画での出来事について触れない理由をプロデューサーが明かしてくれた。

※この記事には『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

シャン・チーの物語に集中するため

『シャン・チー』のプロデューサーであるジョナサン・シュワルツ氏は、今作で『インフィニティウォー』や『エンドゲーム』でのスナップについて扱っていない理由を話した。

Shang-Chi Producer Explains Why Avengers: Endgame’s Blip Gets Ignored In Movie (Exclusive)

『今作が「エンドゲーム」の後であるという方向付けはしたいと思いましたが、「エンドゲーム」のことについてはあまり詳しくは描いていません。シャン・チーで描きたい話はたくさんあります。観客を映画の中に引き込みたいこともたくさんあるので、彼らを目の前の物語に留めておきたいと思っていました。』

つまりはすでにファンに十分に知られている『エンドゲーム』での出来事を改めて観客に説明するほどの時間はないということだ。
すでに公開から2年以上も経過していることを考えれば納得の理由だろう。

実際に劇中では全生命が半分消えて復活したということが起きたことは会話のなかでされているが、それ以上のことは文字通り深掘りされていない。それだけでも何が起きたかは見ているファンも理解できるからだ。

もちろん今後の作品内でシャン・チーやウェンウーなどがスナップが起きた際に消滅していたのか、それとも生き残って5年間を過ごしていたのかについて語られるかもしれない。ファンとしても気になるところではある。

ただ『シャン・チー』というのは彼のスーパーヒーローとしての誕生物語を描いた作品のため、あまり寄り道しないのが正解だったといえるだろう。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月6日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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