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まもなく日本でも公開される最後のX-MENと称される映画『X-MEN:ダークフェニックス』。その公開を前にTOHOシネマズ新宿では、プロフェッサーXとマグニートーの出会いから描く『ファーストジェネレーション』『フューチャー&パスト』『アポカリプス』、そして『ダークフェニックス』の4作を一気見するイベントが行われました。
そしてその途中には今作でプロフェッサ-Xの吹き替えをする声優の内田夕夜さんと、マグニートーの吹き替えをする同じく声優の三木眞一郎さんのトークセッションが行われました!
ということで今回はそのトークセッションの様子をレポートしていこうと思います!
三木眞一郎『実はアニメ版でも声優をしていました笑』
杉山すぴ豊(以下、すぴ豊):2011年からX-MENシリーズが始まっていますが、『ダークフェニックス』でのフィナーレを迎えた今の気持ちはいかがですか?
内田夕夜(以下、内田):正直寂しいですね。最後のX-MENというのが。今までは1作やったら次とあったので、次作はどうなるんだろうという風に楽しみにしていたので、もう二度と吹替えができることはないんだなと思う反面、良い終わり方ができなたなと思っています笑
三木眞一郎(以下、三木):内田さんと同じように一人の人物と長くお付き合いさせていただいたのですが、今回で終わりとなると寂しい思いでいっぱいです。
すぴ豊:そういえば三木さんはアニメ版X-MENでセンチネルの声をやられていたんですよね?
三木:(観客に向かって)アニメ版のX-MENをご覧になった方っておられます?あ、すごい!笑
僕ね、センチネルだったんです!しかも声を加工されすぎてだれかわからなくなってね笑
内田夕夜『年齢での演じ分けはあまりしないです』
すぴ豊:X-MENは1作ごとに10年時間が経っている設定ですが、キャラクターの成長も演じ分けはされているのですか?
内田:時代が飛び飛びなので、あまり年齢とともに演じるわけではないですね。
すぴ豊:プロフェッサーXは4作かけて髪の毛が抜ける・・・笑
内田:そうですね、どうして歩けなくなったか、どうして髪が抜けたかわかっていきます笑
すぴ豊:マグニートーはいろんなキャラの中でも一番変化していきましたよね。
三木:僕らは吹替えで完成しているものへのアプローチなので、向こうの役者さんたちのお芝居に向き合えばよいので、特にあえて年を取らなければならないとかというのはないですね。
内田:10代から70代などの大きなものでなければ演じ分けることはないかもしれないですね。
三木眞一郎『X-MENは本当にいそうな気がする』
すぴ豊:数ある作品のなかで、X-MENのここがスゴイという部分はありますか?
三木:X-MENの良さは、みんなどこかにいそうっていうところですね。派手すぎないじゃないですか笑
割と街にいたりするので、都市伝説的な部分で語られているようなところではなく、本当にいそうな感じがするのがの良さだと思います。
すぴ豊:ドラマ性がX-MENは高いですからね。
三木:一人ひとり抱えているものがリアルなもので、僕らにも置き換えられるところが共感できますね。
内田:まずはかっこいい、憧れであるというところですね。男の子が小さいころなら憧れるであろうというものが絶対ありますね。X-MENという人たちのヒューマンドラマが背景にしっかりある。
それに長くやっているシリーズなので次の作品の前振りだったり、いろんな作品につながる方向性をもっているというのが見れば見るほど奥が深いと思いますね。
内田夕夜『テレパシーでは耳元でささやくように演じています』
すぴ豊:プロフェッサーXの能力はテレパスだと思うんですが、言葉で話しかけるときと、テレパシーで話しているときの演じ分けはしていますか?
内田:一番後ろの客席の方を呼ぶときは「おーい!」と叫ぶと思うんですけど、テレパシーではその方の耳元に飛んでいくイメージで「おい・・・」とささやくように、”距離感を変える”といった感じにしていますね。遠くにいる人でも耳元で話すようにしています。
すぴ豊:他社の映画で申し訳ないですが、ジェームズ マカヴォイ(プロフェッサーX役)って『スプリット』のようないろいろな声を演じ分けなければいけない役が多いので、大変だなーと思いますね笑
内田:『ミスターガラス』ではマネージャーから「二重人格」の役だと聞いていたのですが、実は「二十の人格」だと聞いてびっくりしました笑
すぴ豊:マグニートーはヴィランではありますが、わかりやすい悪役ではないですよね。こういったところはどのように分けていますか?
三木:マグニートーって意外と愛の人なんじゃないかと思ってます。彼自身が騒動を起こしたいわけではなくて、外的な要因で能力を発揮せざるを得ない状況を与えられているじゃないですか。なので見方を変えれば敵や味方というよりは”生き方”が演じるうえで重要かなと思います。
すぴ豊:実はマグニートーがX-MENの中でも一番常識的で、人間の視点をもっているのかなと思っています笑
変な人が多い中・・・笑
三木:うっかりこれから公開される映画の内容を言いそうになりましたね笑
5作品の中でお気に入りのセリフは?
すぴ豊:ちょっとここで無茶ぶりなんですが、今までX-MENで好きなセリフをやっていただいても大丈夫でしょうか?
『ダークフェニックス』で肝になるセリフはだめですよ笑
内田・三木:ダメなんだ!笑
すぴ豊:それ以外でお願いします!
内田:僕は『君がここで、君自身より大きなものの一部になれる』。これは結構良いセリフだなーと思いますね。
すぴ豊:プロフェッサーXは若い人を導いていく立場なので、良いセリフが多くありますよね。
内田:『ファーストジェネレーション』でマグニートーが去ろうとするのをこのセリフで止めて、その後回想で出てきますよね。X-MENは孤独だと思うんですけど、自分よりも大きな存在になれるというのがいかにもプロフェッサーらしいと思います。
三木:僕はマグニートーの”叫び”だと思いますね。普通に生きていたかっただけなのにっていう、何とかならなかったのかなーと複雑な思いをさせられていますね。もし気になる方は日本語版で見ていただければと笑
すぴ豊:一番の叫びはやっぱり『ファーストジェネレーション』ですか?
三木:それでいうと最近のやつですかね笑
どれも甲乙つけがたいですし、家族を・・・って言ってわからなかった方は全部吹替えで見てください笑
すぴ豊:マグニートーの悲しさが出ているところですよね。
内田:マグニートーはお互いに「友よ」と呼び合うのもいいですよね。
すぴ豊:お二人はプライベートでは仲良いんですか?笑
内田:三木さんは仲良いというよりは、尊敬する先輩です笑
三木:プライベートで会うことは少ないけど、現場で信用できる役者さんで、シリーズでも共演してきたのでスタジオの中で居心地の良い感じです笑
劇場で見られる最後に”声優祭り”なX-MEN!
すぴ豊:まだまだ話したいのですが、これ以上は『ダークフェニックス』のネタバレになるのでここで終わりにしましょう笑
最後に一言ずつご挨拶お願いいたします。
三木:今日は短い時間ですけど、皆さんと同じ空気を吸えてうれしく思っています。原語版がいいよーって思ってらっしゃるひともいると思いますけど、日本人にわかりやすく作られていますし、うーん、”声優祭り”になっていますね笑
なので安心して、日本語吹き替え版もご覧いただけると思います!今日はありがとうございました!
内田:安心して見られるというか、日本語吹き替えをやっているということで、字幕に目移りすることなく映画楽しめますし、最後のX-MENなので劇場で見られる機会も本当に最後なのでよろしくお願いいたします!
トークショーの後は内田さん、三木さん自らくじを引く抽選会が行われました!
『ダークフェニックス』の原作本やTシャツ、、そしてお二人のサイン入りのポスターがプレゼントされるというファン垂唾ものアイテムばかり揃っていました。
生でお二人の声を聴くことができたのも最高の経験ですが、今まで5作品を通してどのようにプロフェッサーXやマグニートーを演じてきたのかも知ることができるファンにとっては最高のトークセッションでした!
この後に『ダークフェニックス』が先行上映され、そして6月21日より日本でも全国公開されます。
おそらく20世紀FOXが単独で製作する最後のX-MENとなる『ダークフェニックス』をぜひとも、”劇場”で”日本語吹き替え”で鑑賞しましょう!
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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