『サンダーボルツ*』、MCU過去作品は必須ではない? ー 監督が言及

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MCUシリーズの最新作として公開予定の映画『サンダーボルツ*』

本作は、過去のMCU作品に登場してきたキャラクターたちがチームを組む作品であり、クロスオーバー映画としての側面も持っている。

そのため、「過去のMCU映画やドラマを視聴していなければ内容を理解できないのではないか」という懸念もあり、新規ファンにとってはハードルの高い作品だと指摘されることもある。

しかし、最近Colliderのインタビューに応じたジェイク・シュライアー監督は、「本作は必ずしも過去のMCU作品を視聴する必要はない」と明言している。

ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ代表)は、「過去の作品を見ていなくても楽しめる映画にしてほしい」と言っていました。そこからこの作品作りが始まったんです。素晴らしい脚本家たちと共に、説明過多にならないよう注意しながら、すでに作品を観たことがある人にはさりげなく示唆する方法を見つけ出していくのは、とても繊細な作業でした。たとえば、エレーナが「姉が亡くなっている」ことに触れるシーンもそうです。新規のファンには、姉を亡くしたという事実だけが伝わりますが、過去作を観ている人ならそれが誰かを理解できます。(中略)物語の途中から放り込まれたように感じさせないよう、ストーリー展開を丁寧に構成しています

『サンダーボルツ*』は、MCUシリーズとして34作目となるが、すべての作品を観ていないと内容を理解できないというわけではない。

もちろん過去作を観ていたほうが細部まで理解できるが、シュライアー監督の言うように、本作は新規ファンでも楽しめるよう構成されている。そのため、過去作をすべて追っていない人にとっても不安なく楽しめるのが、本作の大きな魅力の一つだろう。

ちなみに『サンダーボルツ*』には、『ブラック・ウィドウ』で初登場したエレーナ、レッド・ガーディアン、タスクマスター、『アントマン&ワスプ』で敵として登場したゴースト、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』で元2代目キャプテン・アメリカとして道を踏み外したU.S.エージェント、そして『キャプテン・アメリカ』シリーズなど、登場した作品を挙げればきりがないほど長く活躍しているウィンター・ソルジャーがメインキャラクターとして登場している。

それぞれの詳細なバックグラウンドは、過去作品を観ることでより深く理解できるが、『サンダーボルツ*』単体でもキャラクターたちの魅力が伝わるよう工夫されているのは、先述のとおりだ。

そういった意味でも、本作は思っているほどハードルの高い作品ではないのかもしれない。

ファン注目の映画『サンダーボルツ*』は、2025年5月2日に日米同時公開予定だ。

ゆとぴ

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