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ここ数年、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは苦境に立たされることが多く、『バービー』などの大ヒット作はあるものの、特に昨年は巨額の費用をかけた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が興行的に苦戦し、さらにポン・ジュノ監督の『ミッキー17』も厳しいスタートを切るなど、安定した大ヒット作を生み出せない状況が続いている。
そんな中、海外メディアの報道によると、ワーナーCEOのデヴィッド・ザスラフ氏が、現在スタジオの共同責任者を務めるマイケル・デ・ルカ氏とパム・アブディ氏を退任させ、新たな人物をそのポストに就任させようとしていると伝えられている。
その最有力候補とされているのが、現在DCスタジオの共同代表を務めるピーター・サフラン氏だ。もしサフラン氏がワーナーの幹部に就任すれば、DCスタジオの運営体制も変化する可能性があり、共同代表を務めるジェームズ・ガン監督が単独でスタジオを率いるのか、あるいは新たな共同代表が指名されるのかが注目される。
さらに報道によれば、DCUシリーズの劇場公開作品第1作目となる『スーパーマン』には、ワーナー全体の存続を左右するほどのプレッシャーがかけられているという。関係者は「ワーナーの株価はDCのIPがどれほどの価値を持っているかによって大きく左右される」とし、ザスラフ氏が『スーパーマン』の成功に文字通り巨額の資金を投じていることを明かしている。
スタジオ内部では、ワーナーがかつての20世紀FOXと同じ運命を辿るのではないかと危機感を抱く声もある。20世紀FOXは長年の経営難の末にディズニー社に買収され、独立した映画スタジオとしての歴史に幕を閉じた経緯がある。ワーナーも同様に買収の対象となるのではないかと懸念されているのだ。
もし『スーパーマン』が興行的に成功しなければ、DCUシリーズだけでなく、DCスタジオ、さらにはワーナー・ブラザース・ディスカバリー自体の存続にも大きな影響を与えることになる。100年以上続くハリウッドを代表する老舗映画スタジオであるワーナーが崩壊するとなれば、その影響は映画業界全体にも及ぶだろう。それだけに、2025年夏はワーナーにとって極めて重要な転換点となる。
今後の展開がますます注目される『スーパーマン』は、2025年7月11日に全米公開予定だ。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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