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MCUシリーズ最新作の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、その登場キャラクターや内容から実質的に『インクレティブル・ハルク2』とも称され、2つの作品の繋がりが強いストーリーとなっている。
サディアス・ロスがレッドハルクに変身し、久しぶりにハルクのような大暴れを見せるアクションも楽しめるが、メガホンを取ったジュリアス・オナー監督は、海外メディアのインタビューで、マーク・ラファロ演じるブルース・バナー/ハルクの登場も検討されていたことを明らかにした。
ハルクほどの人気キャラクターが映画に登場すれば、確実に主人公であるサム・ウィルソンの物語から焦点がブレてしまうことは容易に想像できる。特に、サムがキャプテン・アメリカとして初めて単独で主演する映画であることを考えると、サムに物語を集中させるのは正しい判断だろう。
サディアス・ロスをはじめ、サミュエル・スターンズやベティ・ロスは、ブルース・バナーとも関係が深いキャラクターだ。彼が登場することで、本当の意味で『インクレティブル・ハルク2』のような映画になってしまう恐れがあっただろう。
オナー監督のハルクを登場させないという判断は、本作にとって賢明だったといえる。
将来的には、ハルクとレッドハルクの共演やバトルも見たいところだが、現在ハルクについては単独映画の製作がウワサされている。タイトルには『ワールドウォー・ハルク』が挙がっていることもあり、今後の展開に注目しておきたい。
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日より劇場公開中だ。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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