『デッドプール』ティム・ミラー監督、ギャラの低さを嘆く ー 「意外ともらってないよ」

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2024年のMCUシリーズにおいて、『デッドプール&ウルヴァリン』は、まさにシリーズを救った作品と言っても過言ではない。20世紀FOX時代から続く『デッドプール』シリーズの新作であり、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン復帰が大きな話題を呼んだ。

シリーズの原点である1作目『デッドプール』を手掛けたティム・ミラー監督は、海外メディアのインタビューで当時の低予算映画としての製作状況について語り、その報酬の低さも明らかにした。

”自分が何を感じているか?誇り以外の何物でもないよ。CCXP(イベント)のフロアを歩いている時、デッドプールのフィギュアを見るたびに、「あの映画を作っていなければここにはいなかった」と思う。そして自分がその一部になれたのはとても幸運なことなんだ。(中略)そして私が次に考えるのは「監督契約の中に商品化権が含まれていたら、どれだけお金が手に入っただろう」ということです。みなさんは知らないかもしれませんが、ハリウッドで初めて映画を監督すると意外と貰えないんです。そこははっきりとお伝えしておきます”

さらに具体的な金額として、ティム・ミラー監督は『デッドプール』での報酬が22万5000ドルだったと明かしている。

”『デッドプール』では監督として22万5000ドルを受け取りました。大金のように聞こえるだろうが、2年間の仕事としては大金ではないんだ。感謝をしていないわけではないよ。本当に感謝している。初めての監督ならば当然のことだ。私のエージェントは「おい、ウォーキング・デッドの1エピソードの方が稼げるぞ!」と言ったよ”

当時の20世紀FOXは『デッドプール』の製作に消極的であり、主演のライアン・レイノルズが私財を投じるほどの低予算作品だった。そのため、監督報酬も抑えられていたが、それが後に世界的な大ヒットを記録したことはまさに奇跡的と言える。

ティム・ミラー監督が『デッドプール』を通じて築いた成功は、後のキャリアにも大きく貢献している。彼はその後、『ターミネーター:ニュー・フェイト』や『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』といったハリウッドの人気シリーズを手掛け、確固たる地位を築いた。

現在、『デッドプール』シリーズはDisney+(ディズニープラス)で配信中だ。その原点に立ち返り、この作品がもたらした奇跡を再確認するのも良いだろう。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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