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かつてソニー・ピクチャーズが『アメイジング・スパイダーマン』を展開していたころに計画されていたのが、映画『シニスター・シックス』だ。
コミックにも登場するスパイダーマンのヴィランたちがチームを組んでスパイダーマンに襲いかかるというものだが、長らくの沈黙のうちにその計画は実質的に打ち切りとなっている。
そんな『シニスター・シックス』の映画について、マーベル・スタジオ公式本『MCU:The Reign of Marvel Studios』の中で触れられており、映画にはティラノサウルスが登場する予定だったことが明らかになった。
本では、2014年頃に当時のプロデューサーであるドリュー・ゴダード氏が、シニスター・シックスとスパイダーマンが未開の地を舞台にし、スパイダーマンはティラノサウルスに乗る草案があったとのことだ。
映画では時空間移動のアイディアも盛り込まれており、パリやロンドン、コミックに登場する南極の未開の地であるサヴェッジランドも映画の舞台になることがアイディアとしてあったとのこと。サヴェッジランドにはティラノサウルスなどの恐竜が生き残っている伝説の小島だ。
このほかシニスター・シックスのメンバーについてはドクター・オクトパス、ヴァルチャー、サンドマン、ミステリオ、ブラック・キャット、そしてスパイダーマン自身も含まれていたとのことだ。
スパイダーマンも含まれている理由は不明だが、やはり映画の内容がどのようなものだったかは気になるところだ。
『シニスター・シックス』が計画されていた当時は、アンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンを演じており、彼を主人公とした映画として予定されていたはず。
『アメイジング・スパイダーマン2』のラストでも、シニスター・シックスのヴィランたちの存在を示唆するシーンがあったことから、当時のソニーとしてもある程度現実味はあったものだとうかがえる。
結果的に実現することはなかったが、シニスター・シックスに近いものとしては『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で実現しており、グリーン・ゴブリンやドクター・オクトパス、エレクトロ、サンドマン、リザードなどの、かつてのスパイダーマン映画に登場してきたヴィランが俳優やビジュアルをそのままに再登場をし、夢の共演を果たしていた。
最後の一人についてはエディ・ブロックとヴェノムであるとされているが、映画の中では揃うことはなかった。
またサヴェッジランドについても、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のアメリカチャベスとストレンジがマルチバースを移動するシーンのなかで、それらしきものが登場していた。
ソニーは現在ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースを展開しており、ソニーが再びこの計画を掘り起こす可能性も十分にありえる話だろう。今後の情報には期待をしておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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