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ウォルト・ディズニー社の作品制作は現在大幅な方針転換を迫られている。
ディズニーのCEOボブ・アイガー氏は2023年度第3四半期の決算会見にて、スタジオの映画製作の数を減らし、量より質を重視していくことを改めて明言した。
映画の数を減らすだけではなく、制作される映画単位でもコストを抑制することを明かしたアイガー氏。
質を重視するにはコストもそれなりにかかってくるところではあるが、この点で矛盾が生じないのかは疑問ではある。
さらに配信においても複数の手段を採用するとしており、Disney+ (ディズニープラス)以外での映画やドラマなどの配信を選択肢にいれていることも示唆している。それがディズニー社のサービス内に収まるのか、NetflixやAmazon Prime Videoなどの他社サービスも入っているかは不明だ。
この判断の影響はディズニー社グループ全体に及ぶことが予想されるため、ディズニー映画だけではなく、ピクサーやスター・ウォーズ、マーベル映画にも関わってくる。
すでにマーベルもドラマ作品などの制作数にストップがかかっていると報告されており、アイがー氏の言う通りに質を重視した生産体制に移行している真っ只中だ。
近年のディズニー社グループの作品はコロナ禍の影響はあるといえども、作品のクオリティにはバラツキが見られた。そもそもの作品自体がヒットしないことも多くなり、グループ全体で採算が取れなくなっていることが見受けられる。
Disney+ (ディズニープラス)の会員数も一時期に比べて頭打ち感も出ているとされており、さらにはインドでのカバディの試合の配信がストップする可能性もでたことで、一気に会員数が減ることが予想されている。
制作発表済みの作品についてはよほどのことがない限りは、中止することもないと思われるが、その代わりに今後新作の発表の数は目に見えて減っていくだろう。
果たしてこのディズニー社の戦略が吉と出るか、凶と出るか、向こう数年間の動きには注目をしておこう。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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