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MCUシリーズの中でも名作として名高い映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。
今作には過去のスパイダーマン映画に登場してきたヴィランが同じ俳優で再登場することでも話題となっており、特に今作ではメインヴィランにもなっているウィレム・デフォー演じるグリーンゴブリンの怪演は屈指のものだっただろう。
映画ではサム・ライミ監督の『スパイダーマン』に登場した際のグリーンのスーツを着た姿で登場はしていたが、早々にマスクは破壊され、紫のフードを被った、コミックのグリーンゴブリンをオマージュしたような姿で登場していた。
このマスクの破壊についてマーベル・スタジオのビジュアル開発責任者のライアン・マイナーディング氏が、今作のアートブックのインタビューで理由を明かしている。
マイナーディング氏の言う通り、グリーンゴブリンは終盤までほぼ素顔で登場しており、そのサイコパスな表情を思う存分に見せつけながら、ピーター・パーカーの悲劇を楽しむ凶悪さを見せてくれた。
これはマスクをしていては見れない演出でもあったため、制作サイドがマスクの破壊を決めたことは英断だったとも言えるだろう。
一方で過去の映画からそれほど大きくビジュアルを変えずに登場したドクター・オクトパスや、リザードなどの例もある。リザードについては当初はコミック版のように紫のパンツに、白衣を纏った姿もアイディアとしてあったようだが、最終的に『アメイジング・スパイダーマン』の時と同じにすることで、観客にすんなりと受け入れてもらうようにしたとコメントされている。
映画のグリーンゴブリンと、コミックのグリーンゴブリンを見事に融合し、さらにウィレム・デフォーの表情の演技を思う存分に楽しむことができる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はデジタル配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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