本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。
2025年7月には、約10年以上ぶりとなるスーパーマンの単独映画であるDCUシリーズ『スーパーマン』の公開が控えている。
スーパーマンといえば、並外れた怪力と飛行能力、息を吐くだけであらゆるものを凍らせ、目からはビームを放つという、まさに史上最強のヒーローとして知られている。
しかし今回の映画では、予告編の段階からスーパーマンが苦戦するようなシーンが多く、傷つき、苦しむ姿も描かれていることから、一部のファンの間では「スーパーマンの能力が弱体化しているのではないか」との声も上がっている。
この疑問について、映画を指揮したジェームズ・ガン監督は、あえて無敵のイメージを付与しない方針だったとローリング・ストーン誌のインタビューで明らかにしている。
これは、ユニバース全体におけるヒーローたちのパワーバランスを保つためであり、もしスーパーマンがあまりにも強すぎてすべてを圧倒してしまう存在であれば、物語に緊張感が生まれないという判断に基づくものと考えられる。
たとえばDCEUシリーズの『ジャスティス・リーグ』に登場したヴィラン、ステッペンウルフがヒーローたちを追い詰めることができたのは、スーパーマンが不在だったからだとされている。その証拠に、スーパーマンが復活してからは瞬く間に形勢が逆転しており、スーパーマンがいかに圧倒的な力を持つかが描かれていた。
そうした強さこそがスーパーマンの魅力でありながら、精神的には超人ではないという人間味も彼の大きな特徴である。しかしガン監督が描こうとしているDCUのスーパーマンは、突出した超人ではなく、「倒されうる存在」として再定義されているのだ。
このようなスーパーマンのパワーバランス調整が、今後のシェアード・ユニバースにどのような影響をもたらすのか、注視しておきたい。
『スーパーマン』は2025年7月11日に日本公開予定である。

パワーバランスはシェアード・ユニバースでは難しいですね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
【広告】
【広告】