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MCUの世界において、様々な現象などについての調査をまとめた報告書「ワカンダファイル」が米国にて発売された。
本はティ・チャラの妹であるシュリが書いた設定となっており、映画では描かれなかった裏話が載っている。
そこにはスカーレット・ウィッチとクイックシルバーの2人の能力についても書かれている。
※この記事には「ワカンダファイル」のネタバレが含まれています。ご注意ください。
マインドストーンは覚醒させただけ?
MCU本「ワカンダファイル」では超人的な能力をもつスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフと、目のも止まらぬ俊足の持ち主クイックシルバーことピエトロ・マキシモフの姉弟についてまとめている。
・Marvel Hints Quicksilver & Scarlet Witch Could Be Mutants In The MCU
2人は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にて本格的に登場し、ヒドラがマインドストーンの埋め込まれたロキの杖を使って特殊能力を与えられたと思われていた。
しかし実際のところ、マインドストーンは彼女らに力を与えたのではなく、潜在的に持っていたものを覚醒させただけにすぎないというのだ。
ヒドラがソコビアに基地を作って研究を進めていたのも、単純に隠れ家として最適だからという理由ではなく、ソコビア人に遺伝的な異常があったことを確認していたからだとしている。
それに目を付けたバロン・フォン・ストラッカーがマキシモフ姉弟に被験者にしたのだとしている。
これは明らかにX-MENに登場するミュータントを示唆しているものと推測することができるだろう。遺伝子異常による潜在的な特殊能力という点はまさにミュータントの設定に近い。
精神的なところに訴えかけ、能力の覚醒を促すためにマインドストーンを使用したというのも妙に納得がいくし、マインドストーンとしても真っ当な使用法であることがうかがえる。
もし『エイジ・オブ・ウルトロン』の時点でミュータントの伏線を張っていたとしたら、MCUシリーズは過去作においても深く掘り下げれば楽しみが眠っているトンデモないシリーズであることは間違いない。
ぜひとも今後の情報には注目していきたい。
ちなみにスカーレット・ウィッチは12月にDisney+ (ディズニープラス)でオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』の配信を予定しており、映画『ドクターストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』にも登場することとなっている。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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