パラマウントがワーナー・ブラザース買収を検討? ー 過半数株式取得準備中の報道

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ハリウッドの映画業界のさらなる再編が加速している。

スカイダンスと統合したばかりの映画スタジオのパラマウントが、新たにワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を視野に入れ、入札準備に入ったと複数メディアが報じている。

もし買収が実現すれば、映画スタジオと放送・配信を抱える大手同士の統合となり、業界の勢力図は大きく塗り替わることになるだろう。

海外メディアの報道によると、入札は資産家のエリソン家の支援を受けた「大半が現金」による提案で、現在は準備段階にあるとされている。まだ正式な提案は出ておらず、不成立の可能性もあるとのことだ。

対象はワーナー・ブラザース・ディスカバリー全体で、映画スタジオのほか、HBOやCNN、そしてDCスタジオを含む広範な資産が想定されている。統合が進むことになれば、パラマウント側の映画・テレビ網と合わせて、巨大な映像スタジオが成立することになる。

この報道に株価市場は敏感に反応しており、報道直後にワーナー・ブラザース・ディスカバリーの株価は一時30%超の急騰となり、またパラマウント側の株価も上昇した。

一方では巨大メディア同士の結び付きは競争や言論の多様性を損なうことが懸念が指摘され、米国の独禁当局の精査や政治的な影響も避けることはできない。仮に提案が公式に動き出しても、成立するまでの道のりは長く、条件の見直しが行われる可能性は高いだろう。

近年ではウォルト・ディズニー社が当時の20世紀FOXを買収したことで、映画市場の勢力図は大きく書き換えられていた。今回のパラマウントのワーナー買収がどのような動きを見せるのか注目しておこう。

これはかなりデカいことになりそうだ

ゆとぴ

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