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マーベルのコミックスでは多くのマルチバースの世界が登場し、その世界ごとに数字が振り分けられ、「アース-XXX」といった形で呼ぶことが多い。
メインのアースとされているのは「アース-616」であり、これはファンのなかでもお馴染みの設定である。
実写の世界であるMCU世界についても長年議論が交わされていたが、劇中ではアース-616であることが言及されていた。
一方で『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の出来事に触れたミゲル・オハラ/スパイダーマン2099が、MCU世界をアース-199999と呼んでおり、呼称に矛盾が生じていた。
そんな中で発売されたマーベル・スタジオ公式本の『Marvel Studios:Offcial Timeline』では、MCU世界をアース-616と呼んでいることが明らかになった。
案内役のミス・ミニッツも同様の呼び方をしており、現時点では公式にはMCU世界=アース-616ということになる。
それではアース-199999とはどこから来たのかと疑問に感じるファンも多いだろうが、海外メディアによるとこれはマーベル・ユニバースの公式ハンドブック 「A to Z: Vol.2」の中でMCU世界を「アース-19999」と指定していた。
9の数が一つ足りないが、これはミゲルが追加したものであるため、厳密にどちらが正しいのかは揺れている状態だ。
アース-616という呼称が最初にMCUで使用されたのは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のミステリオことクエンティン・ベックだった。彼はマルチバースから来たと自称し、MCU世界をアース-616と呼んでいた。
ただこれについてはベックが実際には別世界から来たのではなく、ピーター・パーカーたちを騙すためのものだったことから、616呼びがたまたまだったのか、なにかを知っていたのかは未だに議論されている。
その後公開された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場したアース-838は、再びアース-616と呼ばれており、マルチバース絡みてもその名前が定着していることがうかがえる。
いわゆる神聖時間軸をアース-616ということになるが、コミックの方との名称被りについてはどのように扱っていくのだろうか?
あくまで実写は実写、コミックはコミックとすればそれまでだが、様々な可能性を内包しているマルチバースの設定上、名前が被ってしまうことも、少々モヤっとしてしまうところだ。
このアース-616問題は今後も続いていきそうだ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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