マーベル・スタジオ幹部、MCUファンに「時に意地悪になる」 ー 対応の難しさを語る

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2008年にスタートしたマーベル・スタジオの「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズは、すでに20年近くにわたって展開されており、映画やドラマ、アニメなど多岐にわたる作品が公開されてきた。

世界中にファンを持つ本シリーズは、今やハリウッドを代表するシェアード・ユニバース作品となっているが、一方でファンの扱いに難しさを感じる場面もあるという。

最近、海外メディアのインタビューに応じたマーベル・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサー、サナ・アマナット氏は、MCUファンが時に非常に意地悪になることがあると語った。

”マーベルに長く務めているので、あらゆる反応を見てきました。ファンコミュニティのことも理解していますが、ときにすごく意地悪になるんです。ほとんどは素晴らしいコミュニティですし、そこからインスピレーションを得ることもあります。素晴らしいアイデアもたくさんあるので、耳を傾けています。「面白い!」と思うこともあるし、「違うかも」と思うこともあります。(中略)つまりは、そういった人たちにも挑戦しないといけないんです。バランスの問題ですね。ファンの方々にはワクワクしてもらいたいし、私たちもファンなので、同じようにワクワクしてもらいたいです。”

MCUはフェイズ4以降、作品数の増加により全体の質にもばらつきが生まれ、一部では評価が下がっている傾向が見られる。その中でもヒット作は存在するが、2019年以前のような勢いを維持しているとは言いがたいのが現状だ。

それでも、ここまでのスピードと規模で作品を展開できるのは、マーベル・スタジオの制作力に加え、ファンからの強い支持があるからこそである。批判的な意見が増えてきているとはいえ、それ以上にマーベルの世界を楽しむファンが多く存在していることは、スタジオにとって大きな励みとなっているはずだ。

MCUシリーズは、2026年公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と、2027年の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』でマルチバース・サーガが完結するとされている。20周年を前にMCUがソフトリブートされるとも言われており、そこからどのように進化していくのか注目しておきたい。

ゆとぴ

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