『デアデビル:ボーン・アゲイン』当初はネトフリ版と関係が無かった ー キングピン役俳優が明かす

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ついに配信が始まったマーベル・スタジオ肝いりの新作ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』

本作はNetflixで配信されていた『デアデビル』シリーズの正統続編であり、地続きの世界を舞台に再びマット・マードック/デアデビルとウィルソン・フィスク/キングピンの因縁を描く物語となっている。

そんな『デアデビル:ボーン・アゲイン』は当初撮影が進められていたものの、大幅な仕切り直しが行われ、実質ゼロから製作が再スタートしていたことが明らかになっている。

その理由は、Netflix版とのつながりが薄くなってしまったことが要因とされているが、最近海外メディアのインタビューに答えたキングピン役のヴィンセント・ドノフリオは、実際に『ボーン・アゲイン』がNetflixの『デアデビル』から一新されているように感じたと振り返っている。

”Netflixのドラマとのつながりが必要でしたし、他のキャラクターが戻ってくる必要があります。おなじみの顔ぶれも必要でした。(仕切り直し前は)「さあ、今見たものは忘れてください。これが私たちがやっていることです」という単刀直入なやり方でした”

このコメントにもあるように、当初の『デアデビル:ボーン・アゲイン』はNetflix版から大きく一新され、おなじみのキャラクターの多くも登場しなかったことがうかがえる。ヴィンセント・ドノフリオ自身も、そのことに大きな違和感を覚えていたようだ。

また、Netflixの『デアデビル』が成功したのは、自身や主演のチャーリー・コックス、脚本だけの功績ではなく、ほかのキャストの存在も重要だったことを明かしている。

他のキャストが戻ってこないことは受け入れがたいものでした。あのドラマの成功は私たちや脚本のおかげだけではないと信じています。キャスト全員のおかげです。エルデン・ヘンソン(フォギー・ネルソン役)とデボラ・アン・ウォール(カレン・ペイジ)、あのキャラクターは彼らのものです。私の知る限り、誰もあのキャラクターを彼らほど上手に演じることはできないでしょう”

こうしたNetflix版からの一新に対し、多くのキャストや制作陣も違和感を抱いていたようで、ハリウッドでの脚本家と俳優組合のストライキによる空白期間中に大幅な見直しが行われ、現在の形となった。

ヴィンセント・ドノフリオが語るように、本作にはマットにとって欠かせない存在であるフォギー・ネルソンやカレン・ペイジも、Netflix版と同じキャストで復帰している。このほかにも、シーズン3で不気味な存在感を放っていたヴィランのブルズアイ役ウィルソン・ベセルや、新たな単独ドラマの製作が決定したフランク・キャッスル/パニッシャー役のジョン・バーンサルも本作に出演している。

まさにNetflix版『デアデビル』の「シーズン4」とも言うべきキャストが集結し、マーベル・スタジオとしても『デアデビル』やそのファンに最大限の敬意を払いつつ、新たな作品作りに挑んでいることがうかがえる。

ここ数年でも特に気合の入った『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、すでにシーズン2の製作も決定しており、今後どのような展開を見せていくのか注目したい。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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