ジャームズ・ガン、『スーパーマン』からどうしてもカットしたくなかったシーンとは? ー 「反対を押し切った」

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※この記事には『スーパーマン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

DCUシリーズの劇場公開作品として大ヒットを記録している映画『スーパーマン』は、クリストファー・リーヴ版を思わせるような市民を救うシーンが印象的に描かれており、ヴィランとの対決だけでなく、人命救助にも焦点が当てられている点が話題となっていた。

最近ローリング・ストーン誌のインタビューに応じたジェームズ・ガン監督は、そうした救助シーンの中でも、スタッフの間で賛否が分かれた「リスの救出シーン」をどうしても入れたかったと明かしている。

”おそらく映画の中で2番目か3番目に熱く議論されたシーンでしょう。試写の観客に見せたのですが、リスを嫌う人もいました。「一体全体、彼はリスを助けているんだ? なぜわざわざ時間を割いてリスを助けているんだ?」って。あるテストではそのシーンをカットしたのですが、私は「リスがいなくて本当に寂しい。彼はリスを助けなければならない」と思いました。(中略)クルーの一部の反対を押し切って、リスを戻しました”

このシーンは、レックス・ルーサーがスーパーマンに対抗するために送り込んだカイジュウが街を破壊している最中に描かれ、市民だけでなく犬やリスといった動物もスーパーマンが救うというものだ。

特に、リスが踏み潰されそうになった瞬間にスーパーマンがさっと助ける場面については、その必要性を巡ってスタッフ内で議論が起きていたという。

一見すると、スーパーマンがリスを助けるためだけに動いたように映るが、画面外ではさらに多くの命を救っていたと捉えることもでき、映像はその一部にすぎないという理屈も成り立つだろう。

ガン監督にとってもこのシーンは特別な意味を持っており、「すべての命を守る」というスーパーマンの正義を体現する象徴として、重要な演出だったといえる。

結果的に、ファンの間でもこのシーンに対する否定的な声はほとんど聞かれず、ガン監督が望んだとおり残して正解だったのかもしれない。

『スーパーマン』は2025年7月11日より劇場公開中だ。

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ゆとぴ

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