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※この記事には『スーパーマン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
DCスタジオが展開するDCUシリーズの映画『スーパーマン』では、スーパーマンことカル=エルの両親が、遺されたメッセージ映像として登場し、従来の作品でも見られた演出が踏襲されていた。
しかし、劇中で破損していたメッセージの後半が復元されると、両親は息子に対し地球を侵略する使命を与えていたことが判明する。滅びゆくクリプトンの代替地として地球を選び、クリプトンの繁栄を再び築こうとしていたのだ。
この設定変更については一部のファンから反発の声も上がったが、映画を指揮したジェームズ・ガン監督はIGNのインタビューで、スーパーマンの両親の描写について以下のように語っている。
ガン監督は、スーパーマンというキャラクターの本質に反しない限りにおいて、設定の変更を許容していると明言している。実際にスーパーマンは、自らに課された使命の内容を知った後も苦悩しつつ、地球の人々のためのヒーローとして正義を選び取っており、彼の覚悟を際立たせる要素にもなっている。
なお、コミックにおいても両親は慈愛に満ちた人物として描かれる一方で、選民思想に基づいた冷徹な存在として描かれるケースもあり、映画の表現が完全に新規というわけではない。
今後、この設定にさらなる真相が加えられる可能性もあるが、本作においては両親が侵略目的でカル=エルを地球に送り出したという構図が描かれている。一方で、クラーク・ケントとしての地球の両親との絆がより強調される演出にもなっており、結果的には効果的な設定変更であったと言えるだろう。
『スーパーマン』は2025年7月11日より劇場公開中だ。

スーパーマンのヒーローとして、人間としての決意への象徴ではありましたよね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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