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MCUシリーズの中でも衝撃的な展開がもりだくさんとして賛否を呼んだ映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。
特に驚きだったのはエリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチの闇堕ちだろう。
ドラマ『ワンダヴィジョン』の内容を受けて、ダークホールドに手を出した彼女は、失われた双子の息子を取り戻すために、アメリカチャベスのマルチバースを移動する能力を付け狙ってドクター・ストレンジと対峙した。
アース838のイルミナティのヒーローたちを虐殺するなど、まさにヴィランというべき悪行をしてきたが、最終的にその行いを悔いて、ダークホールドの原典が刻まれた石碑を破壊し、その瓦礫とともに埋もれたことで生死不明の状態となっている。
そんなスカーレット・ウィッチの重なる悲運に不満を持つファンも多いことだろうが、今作のプロデューサーであるリッチ・パーマー氏は、この展開にした持論を今作のアートブックの中でコメントしている。
結局のところ、私たちは皆、コミックのファンなのです。そして、コミックのスカーレット・ウィッチは、さまざまな理由から、常に周囲のキャラクターたちにとって良いことをするわけではありませんでした。彼女はコミックの中で人を殺し、気まぐれのように現実を書き換えている。(中略)私たちはコミックで彼女がしてきたことを尊重すべきなのです。なぜならそれが楽しいと思うからです”
コミックでのスカーレット・ウィッチはその強大な力と裏腹に、不安定な精神面の問題も抱えており、ヒーローとしてだけではなく、時折ヴィランとしての活躍も描いていた。
MCUシリーズにおいても『MoM』までは基本的にアベンジャーズのヒーローとして地球を救う活躍をしてきたが、ヴィジョンを失い、双子を失ったことでその感情が大爆発したように暴走していた。
パーマー氏の言う通り、このスカーレット・ウィッチの行動はある意味ではコミック通りなのだ。
もちろんコミックと実写作品では彼女のバックグラウンドが全く同じというわけではないため、闇堕ちするまでに至る背景に疑問を持つファンも少なからずいただろうが、大きな流れとしてはコミックに沿ったところになっている。
今後彼女の復活がどのようにして描かれるかはわかっていないが、『ワンダヴィジョン』のスピンオフとして『アガサ』の配信が予定されており、ウワサではワンダを主人公にした単発ドラマ『ウィッチーズ・ロード』の制作もささやかれている。
果たしてスカーレット・ウィッチは闇堕ちからどのようにして這い上がってくるのだろうか?はまたはまた暴走を引き起こしてしまうのだろうか?
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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