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マーベル・スタジオは2021年以降、MCUシリーズの映画に加えて、Disney+(ディズニープラス)で配信されるドラマやアニメ作品の製作にも着手し、代表のケヴィン・ファイギ氏はかつてないほどの多忙を極めていたことが明らかになっている。
作品数が急激に増加したことで、ファイギ氏自身も「宿題」のように感じていたとされ、「質より量」の方針が無理のある体制であったことが次第に表面化している。
こうした中、親会社であるウォルト・ディズニー社のCEO、ボブ・アイガー氏は、投資家向け会談の中で、マーベルの大量生産体制について「作りすぎた」と明言した。
ディズニーのCEOが多産体制の誤りを明言するのは珍しいことだ。Disney+ (ディズニープラス)の始動以降、マーベルのみならず、ディズニー、ピクサー、ルーカスフィルムといった各部門がオリジナル作品の配信を加速させ、映画の本数も急増していた。
コロナ禍と重なった事情もあるが、作品の質に対する指摘は多く、視聴者の期待との乖離が浮き彫りになっていた。
当時のCEOはボブ・チャペック氏であり、彼の方針に基づいて製作が推進されていた。後に復帰したボブ・アイガー氏は、体制の見直しと軌道修正を図るため、すべてのスタジオに「質重視」の方針を徹底させている。
マーベル・スタジオについても、その成果が徐々に現れていると述べた。
MCUシリーズ最新作『サンダーボルツ*』は、多くの映画批評家やファンから支持された作品であり、興行成績こそ突出していないが、MCU復活の兆しを感じさせると評価されている。
続く『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』にも期待が集まり、再び「質のMCU」がファンの熱狂を取り戻せるかが注目される。
一方、現在製作中の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』では、脚本が完成しないまま撮影に突入しているとの報道もあり、一部では不安の声もあがっている。
マーベルはこれまでにも同様の進行で作品を仕上げてきたが、今後の命運を左右する大作である以上、今回は特に「質」が問われる局面である。
質を重視する新方針のもとで誕生した『サンダーボルツ*』は、2025年5月2日より劇場公開中だ。

映画は数より質ですね

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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