『デッドプール&ウルヴァリン』あのスーツは1000万円以上 ー 予算と時間の勝負だった

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MCU映画『デッドプール&ウルヴァリン』には、デッドプールが自分の世界を救うために様々なマルチバースのウルヴァリンの元に訪れるといったシーンがあった。
その中にはヘンリー・カヴィル演じるウルヴァリンも登場するなど、多くのファンをニヤつかせる演出が豊富に仕込まれていた。

さらに注目されたのがブラウンスーツを着るウルヴァリンだろう。

このスーツはイエロースーツと同じくウルヴァリンのコスチュームのひとつとして有名で、このアースではハルクと激突寸前の状況となっていた。

海外メディアのインタビューに答えた『デッドプール&ウルヴァリン』の共同編集者であるディーン・ジマーマン氏はこのブラウンスーツの裏話を明かし、制作に1000万円以上かかっていることを明らかにした。

”ストーリーボードを描いたアーティストのひとりがコミックの大ファンで、10個ぐらいのリストをくれました。あまり聞きたくないかもですが、この映画は予算と時間との勝負でした。良い例を挙げましょう。(ウルヴァリンの)ブラウンと黄褐色スーツを作るのに約10万ドルかかりました。高価なものです。”

ほんの数秒のシーンだけに1000万円以上をかけるのはさすがのハリウッド予算だと言えるだろう。おそらくこれでも節約している方だと思われるのも驚きだ。
劇中でのこのスーツでのアクションは観ることはできなかったため、今後再利用されることにも期待をしたいところ。

またジマーマン氏はほかのウルヴァリンの変異体の制作についての裏話も明かしている。

”「ヒュー、シャツを脱いで十字架につけられてみないかい?」と尋ねたら、彼は「あぁ、問題ないよ」と答えたんだ。「老人にはなれるかい?」と尋ねたら、「もちろん!」と答えたんだ”

ヒュー・ジャックマン自身も様々なウルヴァリンを演じることに乗り気だったことがうかがえる。

ちなみに『デッドプール&ウルヴァリン』制作当時はハリウッドでの脚本家組合と俳優組合のストライキの真っ只中であり、今作も長い期間撮影がストップしていた。
そのため再開したときはより一層タイトなスケジュールで撮影が進んでいたとジマーマン氏は振り返っている。

数秒のブラウンスーツが1000万円ならば、全編に登場しているイエロースーツがどれほどのものだったかは気になるが、大量の予算を投じて大きく成功を収めた『デッドプール&ウルヴァリン』は現在デジタル配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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