『デアデビル:ボーン・アゲイン』当初は”第1話”が丸ごと存在せず ー ネトフリ版との繋がりのために追加

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※この記事には『デアデビル:ボーン・アゲイン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

マーベル・スタジオのドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflix製作のドラマ『デアデビル』の正統続編であり、実質的にシーズン4ともされるほど、製作スタジオが変わってもトーンや物語の統一感が保たれている。

本作は当初、Netflix版との繋がりが薄いまま撮影が進められていたが、大幅な見直しが行われた結果、現在の形に落ち着いたことは多くのファンが知るところだろう。

最近、海外メディアのインタビューを受けた本作のパイロット版監督マイケル・クエスタ氏は、現在配信されている第2話と第3話が、もともとオリジナルのパイロット版だったことを明かした。

これは海外スクーパーの報道とも一致しており、マーベル・スタジオは見直し前の撮影素材を完全にボツにしたのではなく、そのままスライドする形で第2話・第3話として活用している。つまり、第1話の内容は後から追加されたということになる。

オリジナル版の第1話では、すでにフォギー・ネルソンは故人となっており、マット・マードックも自警団活動を引退。ウィルソン・フィスクはすでにニューヨーク市長に就任している状態から物語が始まっていた。

そのため、フォギーやカレン・ペイジの登場シーンはなく、二人のオリジナルキャストであるエルデン・ヘンソンとデボラ・アン・ウォールにも出演の機会がなかったのだ。

この状況の中、Netflixドラマ『パニッシャー』の製作に関わっていたダリオ・スカルダパン氏が脚本に参加し、Netflix版との繋がりを強化するために、第1話のストーリーを追加した。

スカルダパン氏はシーズンの最後の2話にも関与しているが、オリジナル版のドラマに強いこだわろを持つ彼が行った変更は、多くのファンの関心を引きつけるものとなった。

実際に配信された第1話は、フォギーがブルズアイに襲撃され、カレンの目の前で命を落とす衝撃的な展開が描かれる。その後、1年の時が経ち、ブルズアイは終身刑を言い渡されるが、カレンは事件をきっかけにマットと距離を置くようになっていた。

一方、ニューヨークに戻ったフィスクは市長選に立候補し、見事当選を果たす。こうして、Netflix版から大きく前進した第1話が完成し、シリーズの新たな展開へと繋がる序章として機能することとなった。

すでにシーズン2の製作も進行している『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Disney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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