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2016年に公開したMCUシリーズ『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の出来事をきっかけに、キャプテンアメリカとアイアンマンを中心とした2つの派閥でのヒーローの内部分裂を描いていた。
米国にて発売されたマーベル・スタジオの公式本「TheStory of Marvel Studios:The Making of the Marvel Cinematic Universe」では、『シビルウォー』製作当時、映画に対する賛成派と反対派に分かれた、”リアルシビルウォー”が起きていたことが綴られている。
スーパーソルジャーとの対決案だった?
「TheStory of Marvel Studios:The Making of the Marvel Cinematic Universe」の中にはマーベルにかつて存在していた「Creative Committee(クリエイティブ委員会)」というものが存在していたことが明らかにされている。
この組織にはマーベル・エンターテインメントCEOのアイザック・パルムッター氏により設立され、ブライアン・マイケル・ベンディス氏、ジョー・ケサダ氏、ダン・バックリー氏などのコミック関係者も参加していた。
『シビルウォー』を製作したジョー・ルッソ監督はこの委員会と映画の製作に関しての対立があったことを話した。
結果的にクリエイティブ委員会の案をはねのけて製作されたのが『シビルウォー』だ。今作は今なおファンからの支持の厚い人気作品となっている。
今作では確かに5人のスーパーソルジャーが登場しているが、冷凍睡眠から目覚める前にジモによって暗殺されていた。そのため実際にアベンジャーズのメンバーと激突することはなかった。
この本ではほかにもクリエイティブ委員会が要望した悪しき内容が書かれている。
例えば予算削減のためにアイアンマン役のロバート・ダウニーJr.の解雇などを提案したという。委員会は何かとマーベル・スタジオの計画に干渉してきていたというのだ。
その後はマーベル・スタジオがルーカス・フィルムやピクサーのように、ウォルト・ディズニー社の傘下で独立した組織として確立されたことで、このクリエイティブ委員会も解散したという。
まさにリアルなシビルウォーを経て製作された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。この機会にもう一度作品を見返してみるのも面白いかもしれない。
「TheStory of Marvel Studios:The Making of the Marvel Cinematic Universe」は英語版が発売中。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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