『ザ・バットマン』のDCU入りの可能性は? ー ジェームズ・ガン「かなり低い」

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DCスタジオは、シェアード・ユニバースシリーズ「DCU」を2025年7月公開の映画『スーパーマン』から本格的にスタートさせる予定であり、今後展開される映画・ドラマ・アニメなどのDC関連作品は、原則としてこのDCUに組み込まれていくことになる。

一方で、DCU以前から展開しているマット・リーヴス監督による『ザ・バットマン』シリーズは、DCUとは独立した世界観を舞台としており、シェアード・ユニバースには含まれていない。

現在は続編となる『ザ・バットマン PARTⅡ』の制作準備が進められているが、DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガン監督は、ローリング・ストーン誌のインタビューにて『ザ・バットマン』がDCUに統合される可能性について、「かなり低い」と明言している。

”ゼロとは言わないよ。何があるか分からないからね。でも、可能性は低い。かなり低いと思う。”

過去には両シリーズを接続する案が協議されたとも報じられていたが、実現には多くの困難が伴うようだ。

その背景として、マット・リーヴス監督が構築している独自の構想を、後発のDCUに適応させることが難しい点や、DCU内での長期的な展開への影響が挙げられる。これらの要因により、調整が極めて複雑になると推測されている。

さらにDCU側では、オリジナルのバットマン映画『ザ・ブレイブ&ザ・ボールド』の制作も進められており、この作品にはバットマンの息子ダミアン・ウェインが登場するため、『ザ・バットマン』とはキャラクターの年齢設定にも矛盾が生じるとされる。

加えて、DCUでは『ティーン・タイタンズ』の制作も予定されており、『ザ・バットマン』をDCUに導入した場合、影響を受けるのは『ザ・ブレイブ&ザ・ボールド』だけでは済まないだろう。

今後、DCスタジオが2つのバットマン映画をどのように差別化し、共存させていくのか注目されるが、前例のない状況であることは確かだ。ファンとしては、2つのバットマン映画が同じ年に公開されないことを願いたいところである。

やっぱりハードルは高そう

ゆとぴ

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