『デアデビル:ボーン・アゲイン』監督、あのキャラの生存説に触れる ー 「マーベルに攻撃される」

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※この記事には『デアデビル:ボーン・アゲイン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

マーベル・スタジオ制作のドラマとして好評を博した『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、第1話からマット・マードック/デアデビルの親友であり、Netflix時代のシーズン1から登場してきたフォギー・ネルソンがブルズアイによって殺害されるという衝撃的な展開で幕を開けた。

あまりにも大きな代償にファンの間でも議論が巻き起こったが、実は原作コミックでもフォギーの死が描かれている。

しかしコミックではフォギーは生存しており、証人保護プログラムによって長らくマットにもその事実が知らされていなかった。

この展開がドラマでも描かれるのではないかと一部のファンの間で予想されているが、最近ハリウッド・レポーターのインタビューに応じた本作の複数エピソードで監督を務めたアーロン・ムーアヘッド氏が、このウワサについて言及している。

”鋭い目を持つ天才たち、この説はもちろん聞いたことはあるよ。教えてあげたいところだが、もし違うことを言ったらマーベルにやられちゃうだろうね。でもデアデビルがストリートレベルのスーパーヒーローであることは本当に素晴らしいんだ。MCU内でありながら、超自然的な現象がこの作品ではあまり関わってこないんだ。だからパンチはより痛く、血はより生々しく、負傷を追うことも、死ぬことも殆どの場合は本当に死んでしまうことを意味するんだ。より強い衝撃の結末を迎えることが多いんです。私が言えることはそれだけです。”

フォギーが生存しているかどうかについては明言を避けているが、『デアデビル』という作品の特性上、超常的な演出が少なく、リアルな描写に終始していることを踏まえれば、キャラクターの死はそのままを意味している可能性が高い。

もちろんシーズン2で何が起きるかはまだわからないが、そうしたリアリティのある展開こそが本作が長く支持されてきた理由でもある。

また、ムーアヘッド氏とともにインタビューを受けていたジャスティン・ベンソン氏は、フォギーの死を描く決断についても振り返っている。

アーロン・ムーアヘッド:“この話をしているとき、少しの沈黙があり、じっと目を合わせたんだ。大好きなドラマの大好きなキャラクターの一人を犠牲にするシーンを撮影する責任が自分たちにあると実感したんだよ。(中略)自分たちが邪魔者なんじゃないかと思った。撮影現場にたった数日しかいないエルデン・ヘンソン(フォギー・ネルソン役)を見て、『僕たちにはどんな権利があるんだ?』と考え始めたんだ。”
ジャスティン・ベンソン:“傑作だったNetflixの前作に対して、義務感のようなものを感じていました。自分のため、ファンのため、すべてにおいて完璧にやらなければいけない。”

このコメントからも、ふたりの監督にとってフォギーの死は非常に大きな重圧を伴うシーンだったことがうかがえる。2018年から7年もの間、新作を待ち望んだファンにとって、重要なキャラクターであるフォギーを失う展開は当然ながら大きな衝撃をもたらした。

一方で、タイトルにもある“ボーン・アゲイン”が意味するのは「生まれ変わり」であり、大きな挫折を経験し、自警団としての活動から退いたマットが、いかにして再びヒーローとして復活するのかが本作の主題とも言える。

そうした逆転劇の起点としても、本作の第1話は極めて重要な意味を持つ内容だった。

なお、仕切り直しの前段階では、第1話と最終話の構成が現在とは大きく異なっており、当初はフォギーの死が映像として描かれる予定ではなかったことも明らかになっている。

シーズン2にも注目が集まる『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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