デアデビル役俳優、『シー・ハルク』のコミカル表現批判に言及 ー 「あのままだと真面目過ぎる」

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マーベル・スタジオが配信を予定しているドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflixで展開されていた『デアデビル』の3シーズンを引き継ぐ正統な続編であり、同じ世界観のもとで物語が展開される。

本作の前にもマット・マードック/デアデビルはMCU作品に登場しており、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではピーター・パーカーの弁護士として活躍し、『シー・ハルク:ザ・アトーニー』ではジェニファー・ウォルターズと同じ弁護士として登場し、一夜を共にするシーンも描かれた。また『エコー』では過去にマヤ・ロペスと対決したことも明らかになっている。

しかし、『シー・ハルク』におけるデアデビルの描かれ方にはファンの間で賛否が分かれた。シリアスな世界観を持つ彼のドラマと異なり、コミカルな演出が強調されていたためだ。また公式にはNetflix版と同一人物であるとも認められている。

最近、海外メディアのインタビューを受けたデアデビル役のチャーリー・コックスは、『シー・ハルク』での表現について「ドラマのトーンに合わせたものだった」と説明した。

”彼は飛行機に乗ったときから、それ(ニューヨークでの出来事)をジョン・F・ケネディ国際空港に残すことができました。LAで起こったことはLAに留まるんです。(中略)もし私たちのドラマのマット・マードックをそのまま『シー・ハルク』に登場させたら、彼は真面目すぎるし、すべての笑いのネタにされてしまうでしょう。だから彼はドラマのトーンに適応しなければなりません。そしてコミックには(コミカル表現の)前例があります。コミックには、とても軽薄で、冗談が多く、とても楽しいシリーズがたくさんあります。”

『シー・ハルク』の世界観において、Netflix版のシリアスなマット・マードックをそのまま登場させると、キャラクターとして違和感が生じてしまう。ドラマのトーンに適応させるため、マットもコミカルな表現になった明かしたチャーリー・コックス。さらには、コミックの中でもデアデビルには軽妙なやり取りやユーモラスな描写があるため、実写でもその側面を強調することには前例があるとコックスは語る。

とはいえ、『デアデビル:ボーン・アゲイン』ではNetflix版のトーンに忠実なシリアスな物語が展開されるため、『シー・ハルク』で観られたようなコミカルなデアデビルに抵抗のあるファンにとっては安心できる作品になりそうだ。

もし今後、シー・ハルクとの共演が再び描かれる場合、彼女のドラマのトーンに合わせる形になる可能性は高いだろう。ただ、作品やキャラクターごとの相性もあるため、今後はその点も慎重に考慮していく必要があるだろう。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』はDisney+ (ディズニープラス)で2025年3月5日より配信開始予定だ。

ゆとぴ

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