デアデビル役俳優、当初はフォギー役で検討されていた ー ネトフリとディズニーの確執も明かす

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

マーベル・スタジオの最新ドラマとして配信が予定されている『デアデビル:ボーン・アゲイン』。本作はNetflixの『デアデビル』の正統続編であり、主演も変わらずチャーリー・コックスが務める。

最近、海外メディアのインタビューを受けたチャーリー・コックスは、実は当初デアデビル役ではなく、その親友フォギー・ネルソン役として検討されていたことを明かした。

“(マーベルからフォギー役のオーディションを依頼され)「もちろん参加するけど、マット・マードック役だけ、主役だけのセリフを読みます」と言ったんだ”

当時のチャーリー・コックスの俳優キャリアとしては、映画『ヴェニスの商人』に出演し、その後『スターダスト』でクレア・デインズと主演を務めるなど着実に実績を積んでいた。さらに、ドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』にも出演していたが、デアデビル役が自身のキャリアの分岐点となることを理解していたことがうかがえる。

結果的に彼はこの役を勝ち取り、ファンからも支持されるデアデビルを演じることとなった。

チャーリー・コックスはまた、2018年にドラマが打ち切られた当時を振り返り、Netflixとマーベルの親会社であるウォルト・ディズニー社の間に確執があったことを明かしている。

”夜遅くに電話がかかってきて、当時のマーベル・テレビジョンのボスから「ドラマは全部中止になった。5つ全部(デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアン・フィスト、パニッシャー)だ」と言われたんだ。なにか、よくわからないけど、裏に政治的な話があった。Netflixとディズニーの確執があった。Netflixとマーベルのボスも全員が電話をしてくれたんだけど、どちらもとても親切で礼儀正しかった。でも、もう終わったことだ”

当時、ウォルト・ディズニーとマーベルは、Netflixに貸し出していたデアデビルなどのキャラクターを自社でも活用したいと考えており、そのためにNetflixとの契約を終了させたと言われている。その結果、『デアデビル』はシーズン4が期待されていたにもかかわらず、打ち切りとなってしまった。

契約の詳細は明かされていないが、「制作終了の発表から2年間はキャラクターを使用できない」という制限があったとされ、その影響でしばらくの間、新たな展開は見られなかった。

そして2022年(米国では2021年末)、チャーリー・コックス演じるマット・マードックが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にサプライズ登場し、『ホークアイ』ではヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンが復活を果たした。

この二人のキャラクターはその後もさまざまな作品に登場し、ついに『デアデビル:ボーン・アゲイン』で再び対峙することとなる。

ファンにとっても俳優にとっても待望の作品であり、マーベル・スタジオが手掛ける新たなデアデビルの物語がどのようなものになるのか、注目が集まっている。

『デアデビル:ボーン・アゲイン』は2025年3月5日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信開始予定だ。

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero