『デアデビル:ボーン・アゲイン』作り直しの経緯が明らかに ー ネトフリ版と一致していなかった

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マーベル・スタジオが配信を予定しているドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflixで配信されていた『デアデビル』の正統続編としてファン待望の新シリーズとなっている。

当初は制作スタジオが変更され、配信プラットフォームもNetflixからDisney+ (ディズニープラス)に移行することで、一部ファンの間ではドラマがリブートされるのではないかという懸念があった。

この懸念は実際に現実のものとなり、撮影開始当初の内容がNetflix版から大きく離れていたため、途中で全ての撮影や脚本執筆をゼロからやり直す事態となった。当初採用されていた脚本家や監督もこの時点で解雇されることになった。

この経緯について、ショーランナーのダリオ・スカルダペイン氏インタビューで、Netflix版と一致しない点が問題だったと振り返った。

”映像は本当に素晴らしいものがありましたが、Netflix版の『デアデビル』が確立したものとは一致していないように感じました。Netflixのドラマの最後でフォギー、カレン、マットはナプキンの裏に夢を書いていました。私たちはその夢から物語を始めるべきだと考えました”

当初の制作の不調については、マット・マードック役のチャーリー・コックスも認めている。

”(脚本家と俳優組合の)ストライキの後、方向転換がありました。私たちは興味深い方向に進んでいましたが、マーベルは制作済みのエピソードを見て、うまくいっていないことを理解しました

その結果、Netflix版に近い形へと方向転換が図られ、新たなパイロット版が撮影された。この過程について、コックスは非常に困難な作業だったことを明かしている。Netflix版の世界観やキャラクターを無視し、良いところだけを抽出するような制作方針ではファンの不満を避けられなかったため、慎重な見直しが行われた。

本作は『デアデビル』シーズン3の続編として、Netflix版の主要キャストが続投する。キングピンやフォギー、カレンはもちろん、キングピンの恋人ヴァネッサやヴィランのブルズアイ、パニッシャーも同じキャストで再登場する予定である。

さらに、シーズン1全9話のエピソードタイトルも明らかになった(カッコ内は直訳):

“Heaven’s Half Hour”(天国の30分)
“With Interest”(利子付き)
“The Hollow of His Hand”(彼の手のくぼみ)
“Straight to Hell”(地獄への一直線)
“Sic Semper Systema”(システムにはいつもこのように)
“Isle of Joy”(喜びの島)
“Excessive Force”(過度な力)
“Art For Art’s Sake”(芸術のための芸術)
“Optics”(光学)

Netflix版のファンを意識した内容となる『デアデビル:ボーン・アゲイン』がどのように仕上がるのか、期待が高まる。ドラマは2025年3月4日よりDisney+で配信開始予定だ。

ゆとぴ

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