『WHAT IF』はなぜシーズン3で終了? ー 監督「休止だと思ってる」

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MCUのマルチバース・サーガを代表するアニメ『WHAT IF…?』は、好評を博しながらもシーズン3で終了することが発表され、すべてのエピソードの配信が終わったことでシリーズは幕を閉じた。

この作品は「もしも」の物語を描く性質上、無限にストーリーを創り出すことができるが、なぜシーズン3で終了することとなったのか。監督のブライアン・アンドリュース氏海外メディアのインタビューでその理由について語っている。

”それを終えるのに適したタイミングとは何なのか?それは私の給料以上のレベルの人たちが考えることだと思います。(中略)こういったタイプのストーリーは永遠に続けることができます。楽しいアイデアを次々に生み出せますからね”

具体的な終了理由については、マーベル・スタジオの上層部のみが知るところだろう。おそらく『WHAT IF…?』は、マルチバース・サーガに限定された作品だったのかもしれない。また、無限に続けることが可能である反面、ある時点で引き際を見極めることも必要だったのだろう。

一方でアンドリュース監督は、この終了が完全な終わりではなく、あくまで「休止」である可能性についても言及している。

”これは公式な話では全くありませんが、なんとなく私の直感では、しばらくの間の“休止”のようなものにすぎないのではないかという気がします。というのも、まだ語れることがたくさんあるように感じるからです。こういった作品を終わらせるというのは、これまでの数シーズンで築き上げてきたキャラクターの関係や、サイドストーリーのようなものを考えると、そう簡単ではありません。(中略)テーマをまとめあげることで、物語には一応の結末があると言えます。しかし、それがこの作品の全体のコンセプトが終わりを迎えるという意味ではないのです。”

『WHAT IF…?』のストーリーテリングとしては、物語ごとにテーマが存在し、そのテーマが描き終えられれば物語は一区切りとなる。しかし、「もしもの世界」を描くという本作のコンセプトには終わりがない。今後、新たなテーマが浮上すれば、新シーズンが製作される可能性も十分に考えられるだろう。

高い人気を誇ったアニメ『WHAT IF…?』は、現在もDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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