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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、複数社からの買収提案を受けていると報じられ、報道ではパラマウント・スカイダンスが筆頭候補と伝えられている。
現時点で実際の交渉の進捗は不明だが、ブルームバーグによれば買収が成立した場合、パラマウントCEOのデビッド・エリソン氏がトップに就任し、今後はAIを活用した映画やドラマ制作を強化する意向だという。
具体策として、人工知能を取り入れた新技術の活用により、映画は年間30本の制作を計画しているとされる。映像自体をAIで生成するのか、VFXやポストプロダクションなどの工程でAIを使うのかは明らかではないが、いずれにせよ制作現場からの反発は避けられない見通しだ。
先日にはアカデミー賞監督のギレルモ・デル・トロ監督がAIを強く否定し、自身の作品では「死んでも使うことはない」と発言している。
この方針が採用されれば、ワーナーやパラマウントに所属・協業するクリエイターの離脱を招く可能性もあるだろう。
またストリーミング事業についても、買収が成立した場合にはワーナーのHBO Maxをパラマウントの「Paramount+」へ統合する構想が伝えられている。2つのサービスを並走させたり新ブランドを立ち上げるのではなく、Paramount+への一本化を目指すという計画だ。
配信タイトルの集約による効率化が狙いと見られる一方、HBO Maxが築いてきたブランド価値の消滅を意味するため、ユーザーと業界双方に少なからぬ動揺を生むだろう。
果たしてワーナーとパラマウントの大型ディールは実現するのか。交渉の行方と、もし実現した場合に業界全体へ及ぶ影響を見守りたい。

結構エグいな

映画情報サイト「Ginema-nuts(ギネマナッツ)」の編集部です。
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