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MCUシリーズのマルチバース・サーガの映画として計画されていた『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ』は、ジョナサン・メジャースの有罪判決と降板を受けて大幅な方針転換を余儀なくされ、現在は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』として再始動している。
こうした経緯の中、脚本家マイケル・ウォルドロン氏とジェフ・ラヴネス氏がRedditのQ&Aで当時の構想に触れ、ヤング・アベンジャーズがカーンを打ち倒すアイデアが用意されていたと明かした。
まずウォルドロン氏によれば、若手チームが倒すのは“プライム”ではない変異体のカーンで、彼らの勝利が本筋の脅威の終息を意味しない設計だったという。
いわば“なりたて”のカーンを若手が撃破することで、彼らの見せ場を作りつつも、真に恐るべきカーン像を別の次元で保つ二段構えの構図であったと読み取れる。若手ヒーローの活躍を描きながら、同時に「カーンという存在は容易には終わらない」ことを観客に印象づける意図がうかがえる。
一方でラヴネス氏は、その変異体のカーンを最終的に“リザード・カーン”へと繋げる案があったことも示唆した。『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のポストクレジットに登場した爬虫類風の個体と呼応するビジュアル上の伏線で、当初は『ザ・カーン・ダイナスティ』のラストに据える計画だったという。
結果としてプロジェクトの転換により、これらの展開は白紙となった。とはいえ、当初はヤング・アベンジャーズの本格参戦が織り込まれていた事実は重要だ。
現状、チームの結成自体はスクリーンなどでは実現しておらず、若手個々のオリジンが点在する段階にとどまっている。『マーベルズ』のポストクレジットでカマラ・カーンがケイト・ビショップに“チーム結成”を持ちかけたものの、その後の動きは明らかでない。
さらに、主要キャストの年齢バランスからヤング・アベンジャーズではなく、ややアダルトな年齢の編成であるチャンピオンズに軸足を移す可能性も囁かれている。
いずれにせよ、カーンという巨大な課題をどう着地させるのか、そして若手チームをどの名称・どの規模で前線投入するのかは、マルチバース・サーガ終盤とリセット後のMCUのポイントでもある。ヤング・アベンジャーズの結成の行方、さらにはカーンの扱いがどのように再構築されるのか、今後の更新を待ちたい。

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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