元スーパーマン役俳優、2025年版『スーパーマン』に言及 ー アメリカの移民問題にも

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DCスタジオとして初の劇場公開作品となる『スーパーマン』は、多くのプレッシャーがかかる中で、映画批評家や観客から概ね高評価を得ており、今後の興行収入の伸びにも期待が寄せられている。

映画を指揮したジェームズ・ガン監督は、本作のテーマのひとつに「優しさ」があると述べており、スーパーマンが本来は移民であることについても、作品内で扱っているとコメントしていた。

このような現実世界にも通じる問題を取り上げている点について、かつてドラマ『新スーパーマン』でクラーク・ケント/スーパーマンを演じたディーン・ケインは、TMZのインタビューの中で自身の移民に関する考えを語っている。

”「アメリカ流」というのは、移民にとても寛容なんだ。ものすごく移民に優しいんだよ。でも、ルールはある。「アメリカのルールを全部なくして、もっとソマリアみたいにしたい」なんて言いながら来るのは違う。だってソマリアを離れてここに来たわけでしょ。限度は必要なんだ。アメリカに全員を受け入れることなんてできない。そんなことをしたら社会が崩壊してしまう。だからこそ、制限が必要なんだよ。”

またディーン・ケインは、スーパーマンが移民であるというオリジンを認めつつも、映画と現実の移民問題を結びつけるべきではないとし、興行収入に悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしている。

これは、おそらくジェームズ・ガン監督が目指すテーマとは相反する姿勢であろう。そして実際の映画では、現実の問題に通じる事象に触れながら、スーパーマンがいかにして成長していくのかが描かれている。

映画というものは、しばしば現実の風刺や問題提起を含んでおり、特に勧善懲悪のヒーロー映画においては、対立構造が目立つことで炎上の要因となることもある。

受け取り方は人それぞれであるが、ヒーローとしてのスーパーマンが新たな時代に描かれている点においては、アメコミ映画ファンにとっても十分にエンタメとして楽しめる内容となっているだろう。

『スーパーマン』は2026年7月11日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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