本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。
今から16年前の2004年に公開され、当時の世界興行収入2位を記録したサム・ライミ監督『スパイダーマン2』。
ドクターオクトパスの強烈なインパクトや、蜘蛛の糸を大量に駆使して自らの体で暴走列車を止めるピーター・パーカー、そしてそのピーターの正体を守る市民など、いまだに語り継がれる名作となっている。
そんな今作のドラフト脚本が1作目脚本家のデヴィッド・コープ氏よりオンライン上で公開された。
エディ・ブロックもカメオ出演
『スパイダーマン』で脚本を執筆したデヴィッド・コープ氏は自身のサイトの中で、もともと用意していた『スパイダーマン2』のドラフト脚本の全編を公開した。そのタイトルは『アメイジング・スパイダーマン』だ。
・AMAZING SPIDER-MAN (UNPRODUCED)” – DAVID KOEPP
大まかな内容の違いとしては、ドクターオクトパスがピーター・パーカーの両親と関係があった人物だったり(2012年『アメイジングスパイダーマン』のリザードと似たもの)、ハリー・オズボーンとJ・ジョナ・ジェイムソンがスパイダーマンの正体を使用と1000万ドルで情報提供を募集したり、ラストではピーターとグウェン・ステイシーがデートをしているなどの内容が存在する。また『スパイダーマン3』でヴェノムの宿主となるエディ・ブロックもカメオ出演する予定だったのことだ。
本来の脚本が3作目に通じるものをふんだんに盛り込まれていたことが良くわかることでしょう。
実際に『スパイダーマン2』において脚本を書いたのはアルヴィン・サージェント氏となっているが、デヴィッド・コープ氏がなぜ降板したのかはわかっていない。
ちなみにデヴィッド・コープ氏は別のインタビューのなかで、当初サム・ライミ監督の前にメガホンをとる予定だったジェームズ・キャメロン監督がどのような構想をしていたかを明らかにしていた。
その中では今のアメコミ映画に続くコンセプトを持っていたキャメロン監督の当時の構想が語られており、アメコミ映画の歴史の中でも『スパイダーマン』という作品がどれほど偉大なものだったかを裏付けている。
アメコミ映画が大きく盛り上がる中で、改めて過去の名作に思いをはせながら、今回の脚本を読んでみるのもいいかもしれない。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。