『シャザム!』監督、ファンからの誹謗中傷を振り返る ー 「もうシリーズ物はやりたくない」

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子どもが呪文を唱えることで大人のヒーローに変身する姿を描いた『シャザム!』は、DCEUシリーズの映画として公開され、大ヒットを記録した。

その後に公開された続編『シャザム!~神々の怒り~』は、さまざまな事情が重なった結果、1作目ほどの成績を残すには至らなかった。

現在のところ、新作映画の予定は確認されていないが、最近GamesRadar+のインタビューに応じたデヴィッド・F・サンドバーグ監督は、映画制作中に熱心なファンからの誹謗中傷に悩まされていたことを明かしている。

”正直に言うと、ファンは本当にクレイジーですごく怒るんです殺害予告とかも来たので、『シャザム』の2作目をやった後は、もうシリーズものの作品はやりたくない、やる価値もないと思っていました。脚本をもらった時、こういった映画を作ることは楽しいだろうし、やってみたいと思い、ファンの人たちが気に入ってくれたらいいなとも思っていた。”

こうした問題はアメコミ原作映画では時折見られるもので、原作コミックのファンによる強いこだわりが、作品への不満として過激な誹謗中傷や時に犯罪行為にまで発展するケースも存在する。

サンドバーグ監督もそうした被害に悩まされていた一人であり、その経験から、現在はスーパーヒーロー映画の制作については予定がなく、もともと得意としていたホラー映画の制作に戻ると明言している。

熱狂的なファンが存在するからこそ、コンテンツは長く愛され、数多くの傑作映画が生まれてきたのも事実だ。ただ、それが行き過ぎてクリエイターを苦しめるようでは本末転倒である。

ファンとクリエイターの関係があってこそのコンテンツである以上、互いに適切な距離感を保ち、作品を楽しむ姿勢が求められるだろう。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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