ネトフリ『デアデビル』ショーランナー、MCUとの連携ができなかった理由に言及 ー 「非常に制限されていた」

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マーベル・スタジオ制作のドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、シーズン1がファンの注目を惹きつけたまま終了し、物語はシーズン2へと続くことが決定している。

評価も概ね上々であり、Netflix版『デアデビル』のダークなトーンをしっかり引き継いだ点も高評価の一因となった。

そんなNetflix版『デアデビル』でショーランナーを務めたスティーヴン・デナイト氏は、最近自身のSNSで当時を振り返り、MCUとの連携が難しかった事情を明かしている。

“当時、MCU(マーベル・スタジオ)とマーベル・テレビジョンはあまり相性が良くなかったんです。アクセスできる情報も非常に限られていて、基本的には自分たちの領域に留まらざるを得ませんでした。でも不満はなかったよ。”

また、そういった事情があったからこそ、派手なカメオ出演やクロスオーバーに頼らず、キャラクターの描写に集中できた点をポジティブに捉えていると語った。

当時のマーベル・テレビジョンは、マーベル・スタジオとは実質的に異なる部門であり、トップも異なる人物が担当していた。このため、スタジオ側は映画、テレビジョン側はテレビドラマ・配信ドラマというように、それぞれ独自の路線を歩んでいた。

一時期は『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』など、MCUとの連携する作品も存在していたが、最終的には独自路線に進んだり、シリーズ自体が終了するなどし、MCU本編との整合性には徐々に矛盾が生じるようになっていった。

現在のマーベル・テレビジョンは組織改編を経て一度解体され、再構成された組織となっている。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏が統括し、ドラマ作品も映画のMCUシリーズと密接に連携して制作されている。

旧マーベル・テレビジョン下で制作されたNetflixのマーベルドラマも、現在ではMCU正史に組み込まれているとされるが、当初『デアデビル:ボーン・アゲイン』が実質リブートの方向で進められていたことを踏まえると、改めて正史との接続を図るには高いハードルがあったことがうかがえる。

旧マーベルドラマの他の作品が今後どのようにMCUの正史に組み込まれていくかは依然として不透明だが、何らかの形でキャラクターたちが再登場するとなれば、ファンの間で議論が巻き起こることは避けられないだろう。

果たしてデアデビルやパニッシャーたちのように、改めてMCUシリーズに導入されるドラマ作品は現れるのだろうか?今後の情報に注目しておきたい。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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