『スパイダーマン』監督、『ファンタスティック4』降板の理由を明かす ー 「完全に燃え尽きた」

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

MCUシリーズの最新作として公開予定の映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、当初MCUの『スパイダーマン』シリーズを手掛けたジョン・ワッツ監督が指揮を執る予定だったが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開後にプロジェクトから降板することが報じられた。

マーベル・スタジオとは円満な関係での降板だったとされているが、最近ハリウッド・レポーターのインタビューに応えたワッツ監督は、当時の降板理由やその際の心境を明らかにしている。

”創造的な作品を作ろうとしながら、同時にキャストやスタッフ全員の安全を守らなきゃいけないという状況で、あの厳しいCOVIDのプロトコルを乗り越える精神的な負担は本当に大きかった。やり方を間違えれば文字通り誰かが命を落とす可能性だってあったし、さらにポストプロダクションの過程もとても大変だった。(中略)巨大な映画を作るというだけでも大変なのに、そこにCOVIDの負担が重なった。あの映画を素晴らしいものにするために必要なエネルギーが、自分にはもう残っていないと感じていた。完全に燃え尽きてしまっていて、回復するための時間が必要だったんだ。マーベルの皆はそのことを完全に理解してくれた。”

『ノー・ウェイ・ホーム』の撮影時期はまさにコロナ禍真っ只中であり、その中で感染リスクを考慮しながら大規模な映画を制作することに、ワッツ監督は相当な精神的負担を感じていたという。

映画を成功させなければならないというプレッシャーに加え、最悪の場合は誰かが命を落とすかもしれないという状況下で制作を進めるのは、計り知れない重圧だったことは想像に難くない。

その結果、ワッツ監督は一時的に力尽きてしまい、『ファンタスティック4』を制作できる状態ではなかったのだろう。マーベル・スタジオもそれを理解し、降板が決定した。

ワッツ監督は「自分が求めるクオリティでやれないと感じるならば、最初からやらないほうがいい」と述べ、映画製作者として中途半端な作品を作りたくないという想いを明かしている。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』はその後、ドラマ『ワンダヴィジョン』を手掛けたマット・シャックマン監督が引き継ぎ、レトロフューチャーな世界観で新たなヒーローたちの活躍を描いている。

将来のMCUにとっても重要な作品となる『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、2025年7月25日に日本公開予定だ。

またワッツ監督がMCU作品を手掛ける日が来ると嬉しいですね

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero