『スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド』はなぜMCU世界から外れた? ー プロデューサーが明かす

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

先日予告編が解禁されたスパイダーマンの新作アニメ『スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド』
本作はピーター・パーカーがスパイダーマンとして活躍する姿に焦点を当て、ヒーローとしてのオリジンやおなじみのキャラクターたちが登場することから、ファンの注目を集めている。

当初、本作はMCUのメインアースを舞台にした物語として発表されていたが、最終的に別世界のスパイダーマンを描く内容に変更された。その理由について、プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウム氏は、MCU内での創造的な制約があったためと説明している。

”最初は「MCUのスパイダーマンの最初の1年をMCUで描こう」と考えていました。しかし開発を進めるうちに、スパイダーマンのヴィランギャラリーを自由に使えないことや、彼自身のオリジンに触れられないことに気づきました。正直に言うと、それでは面白さに欠けていました

本作には映画には未登場だったキャラクターが多数描かれており、グリーン・ゴブリンことノーマン・オズボーンやその息子ハリー・オズボーン、ドクター・オクトパス、スコーピオン、ライノといったスパイダーマンの代表的なヴィランが登場する。また、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でピーターを勧誘したトニー・スタークの役割が、今作ではノーマンに置き換えられている点も大きな変更点だ。

さらに、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で別世界の住人として描かれたノーマンやドクター・オクトパスの存在、アニメ内でのオズコープ社の描写など、MCUのメインアースに完全に適合させることは制作上の大きな障害となっていた。この制約を取り払うために、別世界の設定を採用したとウィンダーバウム氏は語っている。

一方で、トム・ホランド版スパイダーマンを想起させる演出や要素も含まれているという。

”確かにトム・ホランド演じるスパイダーマンの描写と似たDNAがありますが、そのルーツはスティーヴ・ディッコの原作作品にまで遡る部分も多いです”

こうした創造的な選択がどのように物語に影響を与えるのか、続報に注目しておきたい。
『スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド』は2025年1月29日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信開始予定だ。

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero