『エージェント・オブ・シールド』『エージェント・カーター』はMCU正史なのか? ー スタジオ責任者が回答

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MCUシリーズの初期に制作されたスピンオフドラマ『エージェント・オブ・シールド』と『エージェント・カーター』

前者は『アベンジャーズ』までにいくつかの作品に登場していたフィル・コールソンと彼のチームを主人公とした作品であり、後者は『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』に登場したペギー・カーターを主人公としたドラマ作品だ。

どちらの作品も人気を博し、『エージェント・オブ・シールド』は合計7シーズンにわたって放送され、その長寿ぶりからもファンの支持の高さがうかがえる。一方で、最近ではあまり話題に上がることが少なくなった2作品について、ファンの間ではMCUの正史、いわゆる神聖時間軸に含まれているのかどうかという疑問がしばしば論争を呼んでいる。

特に『エージェント・オブ・シールド』に関しては、途中から別の世界線的を舞台にした要素を含んだ物語が展開されるようになったこともあり、今後MCUに正式に統合されるかどうかが注目されている。

この点について、海外メディアのインタビューに答えたマーベル・スタジオのテレビおよびストリーミング作品部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウム氏は、現在これらのドラマをMCUの正史としてどのように扱うかを検討していることを明かした。

“そうだね、こう言っておこう。ABC(で放送された)のドラマをMCUとどう調和させるかを考えるのは、私にとってはワクワクするんだ。僕を知っていて、僕の脳の働き方を知っている人なら、想像するのは楽しい領域だよ”

この発言からも分かるように、現時点では『エージェント・オブ・シールド』と『エージェント・カーター』がMCUの正史として明確にすべてが認められているわけではないことがうかがえる。

特に『エージェント・オブ・シールド』は、MCU本編の展開とは異なるストーリーラインが進行していたため、仮にMCUに統合する場合には何らかの補完的な説明が求められるかもしれない。これに対し、『エージェント・カーター』は、MCU本編と比較的整合性のある物語が描かれていたため、統合のハードルは低いと考えられる。

同様の例として、かつてNetflixで配信されていたマーベルドラマシリーズ『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』『パニッシャー』『ザ・ディフェンダーズ』が、後にMCUの正史に統合されたケースが挙げられる。これに伴い、新作ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』が制作され、ファンからも大きな期待を寄せられている。

こうした経緯を踏まえると、将来的に『エージェント・オブ・シールド』と『エージェント・カーター』がMCUの正史として正式に組み込まれる可能性も十分に考えられる。今後の公式発表や新たな情報には注目しておきたい。

ゆとぴ

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