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2013年、当時の20世紀FOX内では『X-MEN』シリーズの新作映画として『X-フォース』のプロジェクトが進行中であり、その脚本を『キック・アス』の続編を制作したジェフ・ワドロウ監督が担当していた。
最近、海外メディアのインタビューに答えたワドロウ監督は当時構想していた『X-フォース』の物語について明らかにした。
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』には後にデッドプールとなる予定だったウェイド・ウィルソンが登場しているが、終盤では人工的に様々なミュータント能力を植え付けられ、さらにはおしゃべりにとって大事な口も縫い付けられてしまった。
この演出にコミックファンからは大きく批判の声も聞かれ、ワドロウ監督もそれに不満を持っていたようだ。
若いミュータントに焦点を当てた映画には『ニュー・ミュータンツ』が存在する。
残念ながら日本での劇場公開はなく、配信のみの映画で、映画としても成功することはなかったが、プロフェッサーXの元ではない場所で若いミュータントたちがどのように生きていたのかは気になるものだった。
またワドロウ監督はデッドプールがどのようにして関わってくる予定だったかも明らかにした。
デッドプールは若いミュータントたちの敵対者として登場するが、あくまでヴィランに雇わた傭兵だったために、何らかの理由で裏切り、ミュータントたちの味方になる予定だったとのこと。
2013年に構想された『X-フォース』の映画だが、残念ながら実現することはなかった。
しかし2016年には『デッドプール』が制作され、コミックファンやワドロウ監督が不満に持っていた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』での描かれ方が正しく修正されていた。
結果的にデッドプールの方向性は正しいものになったが、『X-フォース』の映画が制作されるかについては現在も不明だ。
最新作『デッドプール&ウルヴァリン』もMCUシリーズとして実質再スタートすることになっているため、今後の展開次第ではデッドプールを中心としたミュータント映画も制作されるかもしれない。
期待の『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日に全米公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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