ヒュー・ジャックマン、ウルヴァリン役獲得までの苦難を明かす ー 慰めたのはケヴィン・ファイギ

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20世紀FOXの『X-MEN』シリーズでは主にウルヴァリンを主人公として物語が進行しており、単独映画も3作品制作され、さらにはMCUシリーズの『デッドプール&ウルヴァリン』で復活を果たす予定となっている。

そんなウルヴァリンを長年演じ続けたヒュー・ジャックマンにとっても、このキャラクターは自身の俳優人生を代表するものであることは間違いなく、マーベルファンにとってもヒューのウルヴァリンはお気に入りのヒーローであることは確実だろう。

しかしこの役のキャスティング、当初はダグレイ・スコットに決定されており、ヒュー・ジャックマンのオーディションも脚本家のトム・デサント氏によって片手間のような形で行われていことが本人の口から明らかにされた

”デサントは(セリフの読み上げに対して)ただ「​​静かに…もっと静かに…もっと静かに」と言っているだけだった。最後には自分の声すら聞こえなかった彼は「どうして昼休みにすでにキャスティングが決まっている役のオーディションをしているのか?」と言っているのがわかった。彼は腹を立てていたんだ”

また『X-MEN』の制作に関わっていたマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏もこの件を振り返り、ウルヴァリン役には争奪戦があったことを明らかにしながらヒューのキャスティングへのハードルなども話している。

”ローレン・シュラー・ドナー(プロデューサー)は、当初は断られていたこのヒュー・ジャックマンにとても関心を持っていました。私の記憶では、主な理由の1つは彼が背が高すぎたことです。コミックの中でウルヴァリンは「小さくてたくましい男」と呼ばれることもあります。彼は背が低い男です”

ウルヴァリンというネーミングも、コミックでの彼の身長が低いことを象徴しているものであるが、ヒュー・ジャックマンは190cmと大柄であり、当時としては大きくイメージからはかけ離れていたのだろう。

そのためにヒュー・ジャックマンはそのオーディションに落ちたと確信していたのだが、ファイギ氏は彼を食事に誘い、ヒューは当時の食事の思い出を明かしてくれている。

”彼は席に座って私と一緒にステーキディナーを食べ、その後私を空港まで車で送ってくれました。忘れられません。あれは最高に素敵なことでした。もう二度と彼に会うことはないだろうと思いました”

結果的にダグレイ・スコットは『ミッション・インポッシブル2』への出演のためにウルヴァリン役を降板し、見事ヒュー・ジャックマンが同役を射止めている。

そして2024年にファイギ氏がプロデュースをするMCUシリーズの映画にも出演することになったことはまさに奇跡的なめぐり合わせとも言えることだろう。

ファンにとっても夢の共演が描かれることになる『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日に日本公開予定だ。

ゆとぴ

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