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MCU世界の最小ヒーローであるアントマンは2023年に三部作の公開が終了して、一旦の区切りがついている状態となっているが、1作目の『アントマン』は当初ペイトン・リード監督ではなく、エドガー・ライト監督がメガホンをとる予定だったことをご存じだろうか?
ある程度までは制作にも参加していたライト監督だが、海外メディアでの最近のインタビューによると、監督はスコット・ラングを善人ではなく、原作コミックを意識した犯罪者としてのスコットを始まりにしようとしていたと明かした。
原作コミックでのスコット・ラングは、生活に困窮したことから強盗に手を染め、実刑判決を受けた犯罪者である。
仮釈放されたあとも、娘の病を直すために再び強盗に手を出すが、のちにアントマンのスーツをピム博士から譲り受けたことで、ヒーローのアントマンとして活動することになった。
ヒーローになるところまでは概ね実際に公開されたものと近いが、犯罪者としてのスコット・ラングがどこまで悪人として描かれていたのかは気になるところだ。
公開された映画では開始時点ですでに刑務所に入っており、釈放されたところから物語が始まっていた。ただサーティーワンなどの仕事がうまくいかずに、旧友に誘わたことで再び強盗をすることとなっていた。
映画でのスコットはどちらかというと善人寄りの人間で、全編に渡って私利私欲に走ってしまうような性格は見られなかった。
エドガー・ライト監督がどのようなトーンのスコット・ラングを望んでいたかは不明だが、実現していたら今のアントマンのイメージも大きく変わっていたかもしれない。
『アントマン』シリーズはDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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