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MCUシリーズとしては初めてのR指定作品として公開される映画『デッドプール&ウルヴァリン』。
20世紀FOXが制作した前2作品もR指定映画として公開されており、マーベル・スタジオ制作になることでそれらの過激な表現が抑えられてしまうのではないかと、当初は不安視されていた。
ただ予告編が公開されればその不安も払拭され、グロ表現やFワードがふんだんに飛び交ったおなじみのデッドプールの作風が受け継がれていた。
一方でマーベル・スタジオから許されなかった表現もあったことを、ショーン・レヴィ監督が海外メディアのインタビューの中で明らかにしている。
映画の登場人物が直接薬物を使用するシーンについてはマーベルや、おそらく親会社のウォルト・ディズニー社としてもNGだったのだろう。
またレヴィ監督は薬物の使用ではなく薬物に関する会話シーンを書こうとしていたと話しているが、それが予告編では確認できている。
デッドプールことウェイド・ウィルソンとブラインド・アルがコカインに関する会話をしており、ウェイドは「マーベル的にはNG」とメタいセリフを話している。
以降も「マーチングパウダー」や「スノーボード」「ディスコ粉」「白い17歳のカルテ」「フォレスト・バンプ」と隠語が飛び出し、最終的にはあの映画を彷彿とさせる「雪だるまつくろう」に落ち着いている。
ディズニー傘下の映画としてもR指定表現に幅を広げる大きな一歩とも言える『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日に日本公開予定だ。
「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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