DCU『スーパーマン』起源の物語は省略へ ー ロイスとメインヴィランとの関係も

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DCUシリーズの第1作目として公開予定の『スーパーマン』

スーパーマンの実写映画やドラマは過去に数多く製作されており、直近では2013年に『マン・オブ・スティール』が公開され、ドラマでは『スーパーマン&ロイス』が直近まで放送されていた。

新たに始まるシェアード・ユニバースの第1作目である本作では、スーパーマンの起源の物語があえて省略されることが、メガホンをとったジェームズ・ガン監督の海外メディアのインタビューで明らかにされている。

”映画はクライマックスのようなシーンから始まる。スーパーマンはすでに存在しており、クラーク・ケントとロイス・レインはすでに知り合い同士だ。レックス・ルーサーは最初からスーパーマンを心底嫌っているが、二人はまだ対面していない”

オリジンを省略する手法は、ここ数年のスーパーヒーロー映画で多く採用されているものである。DC映画では『ザ・バットマン』がブルース・ウェインがバットマンとなる経緯を描かずに物語を進め、『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』でもオリジンを冒頭の数分間に凝縮している。マーベル映画でも『スパイダーマン:ホームカミング』がピーター・パーカーが蜘蛛に噛まれてスパイダーマンとなるオリジンを完全に省略している。

こうした有名ヒーローの起源はすでに多くのファンに知れ渡っていることもあり、あえて省略することで新たな物語に焦点を当てるための時間が確保されている。

本作でも同様に、スーパーマンはすでにデイリー・プラネット社で新聞記者として働いており、同僚のロイス・レインと出会っている状態から物語が始まる。また、メインヴィランであるレックス・ルーサーもスーパーマンを敵視している状況にある。

クラーク・ケントとロイス・レインの関係について、ジェームズ・ガン監督は少々複雑なものであると語っている。

”スクリーンで描かれる二人の関係は、これまでのスーパーヒーロー映画では見たことがないものだと思う。複雑な関係性を深く掘り下げており、知的で意思が強く、頑固で常に物事を疑うロイスと、超高層ビルを持ち上げることができるクラークがどのように関わり合うのかを描く長いシーンがある”

さらに、スーパーマンのアイデンティティを深く理解するためには、スーパーマンとしての側面だけではなく、クラーク・ケントとしての日常の側面を知ることも必要であるとも述べている。

いままでのスーパーマン映画とは異なる視点で描かれる『スーパーマン』は、2025年7月11日に全米公開予定である。

ゆとぴ

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