『デアデビル:ボーン・アゲイン』オリジナル版ではブルズアイも登場せず ー あのシーンも存在しなかった

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※この記事には『デアデビル:ボーン・アゲイン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

マーベル・スタジオのドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、2023年頃から撮影が進められていたが、ハリウッドの脚本家組合と俳優組合によるストライキの影響を受け、大幅な見直しが実施された。その結果、当初はNetflix版『デアデビル』との繋がりが薄かった本作が、より正統な続編として仕上げられることとなった。

海外スクーパーによると、見直し前の『ボーン・アゲイン』は、実質的なリブート作品のような構成になっていたという。当初撮影された第1話から第6話に相当するエピソードは、現在の第2話から第7話に変更され、新たに第1話と最終話が追加されたとのこと。この変更により、Netflix版との繋がりが明確になり、シーズン2への伏線が強化されたとされている。

また、具体的な変更点についてもいくつか明らかになっている。

第3話でホワイトタイガーが襲われるシーンでは、犯人の胸にパニッシャーのドクロマークが描かれているが、これは元の脚本にはなかった要素だった。変更前は単なる汚職警官による犯行だったが、変更後は「パニッシャーの影響を受けた人物」による可能性が示唆されるようになった。この変更により、フランク・キャッスルの存在がより強調されることとなった。

また、元々の『ボーン・アゲイン』には現在の第1話に相当するエピソードが存在せず、フォギーの死やブルズアイの登場も描かれていなかった。オリジナル版ではフォギーはホワイトタイガーと同じく汚職警官に襲われた設定となっており、さらにはカレン・ペイジの存在すら触れられていなかったという。

このように、Netflix版との繋がりをあえて排除する方向で進んでいたため、キャストや制作陣の間でも疑問の声が上がっていたようだ。しかし、ストライキによる制作の遅れが結果的に功を奏し、ダリオ・スカルダパン氏の強いこだわりによって、Netflix版との繋がりが復活する形となった。

もし見直しが行われていなかったら、本作の評価は大きく変わっていたかもしれない。Netflix版の正統続編として仕上げられた『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、多くのファンにとって待ち望まれた作品となった。

MCUの最注目ドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

ゆとぴ

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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

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