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MCUシリーズの新作映画として計画されている『ブレイド』は、制作発表からすでに年月を重ねながらも撮影開始に至らず、“制作地獄”に陥っていると言われている。
主演にはマハーシャラ・アリが予定されているが、その前段としてブレイド役にアーロン・ピエールが決まっていたと報じられてきた。のちに方針転換でキャスティングが変更された経緯があり、ピエールはメンズ・ヘルスのインタビューの中で当時を振り返って率直に語っている。
”『ブレイド』の出演が決まった時はとても興奮したことを覚えています。でもあの時に学んだことは、セットに足を踏み入れるまでは仕事は始まっていないということです。クリエイティブの方向性が変わってしまい、僕はもうその一部ではなくなったんです。それを受け入れるしかない”
降板理由の詳細は語られていないが、マハーシャラ・アリとの年齢差を踏まえると、MCU版ブレイドの年齢設定やキャラクター像に大幅な見直しが入ったことがうかがえる。脚本の書き直しが複数回行われているとの報道もあり、企画が長期化した要因のひとつだろう。
アーロン・ピエールはその後、競合スタジオであるDCスタジオ制作のドラマ『ランタンズ』でグリーン・ランタンのジョン・スチュワート役に抜擢されている。シリーズの要となるヒーローだけに、将来的な映画出演の可能性にも期待が集まる。
『ブレイド』は再三の脚本改稿により当初の公開計画から大きくずれ込み、現在は公開日が保留中の状態だ。MCUの新サーガに位置づけられる重要作とされ、スタジオのリソースが整い次第、本格的な撮影へ移行する見通しと伝えられている。
長期停滞は不安材料ではあるが、過去のMCUでも脚本と体制を練り直したうえで成果を上げた例は少なくない。ブレイドがどのようなトーンと世界観で再定義されるのか、続報に注目しておきたい。
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「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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