『アベンジャーズ/エンドゲーム』ホークアイ役俳優、カットされた最期のブラック・ウィドウのシーン撮影を振り返る

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

MCUシリーズのインフィニティ・サーガの最終作『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、シリーズの大団円として数々の名場面を生んだが、物語の中盤で描かれた「ソウルストーンの代償」はいまなおファンの間で語り継がれている。

劇中ではホークアイとブラック・ウィドウが惑星ヴォーミアで下した決断は全体的に静かなトーンで描かれたが、実は制作初期にはまったく異なるバージョンが撮影されていたことを、ホークアイ役のジェレミー・レナーがイベントでのインタビューで振り返っている。

当初の版では、サノス勢がヴォーミアに乱入し、ホークアイとナターシャは銃撃と追撃を受けながら崖際へ追い込まれる。テスト試写でもある程度成立していたシーンのようだが、最終的に制作陣は「二人の関係と選択」に焦点を絞るため、サノスを除外し、静かな“ふたりだけの別れ”へと再撮影を決断したと報じられている。

レナーは、激しい撃ち合いの中で散っていく初期版よりも、公開版のほうが感情の重さが画面に残ったと手応えを語る。

”あのシーンは撮影したんですが、映画には入っていないんだ。最初に撮ったのは、もっと銀河級で派手なバージョンだった。エイリアンもいっぱいいたんだ。だけど二人だけの静かな選択に撮り直したことで、別れの感触がはっきりした。より感情的で、よりインパクトがあると思う。より胸が張り裂けるようなシーンで、演じるのは本当に胸が張り裂ける思いだった。”

公開直後からこのシーンの存在は明かされており、脚本段階と最初の撮影では「サノスと兵が現れ、小規模な戦闘ののちナターシャが崖へ走る」構図だったとのことで、そのシーンの撮影の様子も一部公開されていた。

おそらく全体的なトーンの調整や、ブラック・ウィドウやトニー・スタークのような長年MCUを率いてきたキャラクターとの別れも含んだ映画であることからも、こういった感情を揺さぶるようなシーンに変更されたことがうかがえる。

ホークアイの物語はその後も単独ドラマへと続いていったが、今後彼の活躍がどのような形で続いていくかは明らかになっていない。

公開版のほうが個人的には好きよ

ゆとぴ

ゆとぴ

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。

@frc_watashi_ame

ゆとぴのトイハコ

@frc_hero