”アローバース”制作者、DCスタジオからオファーがないことを吐露 ー 「ドラマは時間の無駄だった」

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DCコミックスをベースにしたドラマシリーズのアローバース
グリーンアローの『アロー』を中心として、これまで『フラッシュ』や『スーパーガール』、『レジェンド・オブ・トゥモロー』『バットガール』などの数多くのドラマを展開し、さらにはいまでは主流となっているマルチバースの設定を盛り込んで、実に10年以上に渡ってシリーズを展開してきた。

現在は『フラッシュ』最終シーズンをもってアローバースの展開も終了する予定だが、シリーズでプロデューサーと脚本を手掛け、クロスオーバードラマ『クライシス・オン・インフィニット・アース』も制作したマーク・グッゲンハイム氏は自身のブログで、DCスタジオからのオファーがないことに不満を漏らした。

ハリウッドは私たちがしたことに無関心でした・・・。ジェームズ・ガンとピーター・サフランは、新しい体制の元で作られるDCUの計画と、そのためのライターチームを集めたと発表していた。ただ私はそのなかにはいない。これだけでもう何が言いたいかわかるでしょう。(中略)少なくともなにかしらの話し合いあればよかったのにと思います。具体的な仕事ではなく、会話です。DCユニバースという広大なものに貢献したという認識です。結局私は小さな場所で9年間を無駄にした。簡単にいえばアローバースは他のものにはつながっていないので、少なくともキャリアとしては本当に時間を無駄にしたと感じています。”

マーク・グッゲンハイム氏は、友人からドラマでの実績を活かして、いまのマルチバースを舞台にした映画にも貢献できるだろうと言われたことで、今回のような出来事を思い出し、自身には何もオファーがなかったことを明かしたのだ。

ファンに対しては感謝を表明しているが、クリエイターとして自身の仕事がどこにも結びついていないことに無力感を感じているように受け取れる。

実写作品で初めて本格的なマルチバースを展開させ、長きに渡る多数の作品を制作してきたことは大きな実績とも言えるが、その経験がDCUには活かされることがないのは、ファンとしても残念に思う。

もちろん映画とドラマではコンセプトから予算まで、何もかもが大きく異なるため、一概に一緒にすることはできないのだが、アローバースへのリスペクトが足りないようにも感じる。

果たしてDCUはDCEUでの失敗を乗り越えて、アローバースの功績を越える作品を展開することはできるのだろうか?
今後のアップデートに注目しておこう。

ゆとぴ

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