『アントマン&ワスプ:クアントマニア』あるキャラの死亡が予定されていた ー 脚本家「意識だけ残る」

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※この記事には『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズのフェイズ5の最初の映画として公開された『アントマン&ワスプ:クアントマニア』

『アントマン』シリーズの最終作としても注目され、スコット・ラング/アントマンとホープ・ヴァン・ダイン/ワスプを始めとした家族にも焦点が当てられていた。

そんな今作で脚本を担当したジェフ・ラブネス氏は、制作中のある時点ではハンク・ピムが死亡するアイディアがあったことを海外メディアのインタビューで明らかにした。

”一度はハンクを殺すつもりだったんだ。そして、彼が生きているような形で、意識がアリを通して存在し続ける予定だったんだ。そう、彼はアリを精神的に操るようになる予定で、アリの群れのような精神を持つことになるはずだった。それが好きだったんだけど…それはあまり進展しなかったんだ。”

劇中でのハンクは、量子世界に向かう途中で急速に知能が発達したアリたちと意思疎通をすることで、打倒カーンに大きな切り札として登場していた。

結果的には生存して現実世界にも戻ることも出来ていたのだが、当初のアイディア通りならば、ハンクはアリの群のように意識だけが存在し続けていたこととなっていた。

突拍子もないような設定ではあるが、肉体を持たなくなったハンクが、その後の映画でどのように関わっていくことになったかも気になるところだ。

ちなみにラブネス氏はアリたちについても、ミュータントタートルズのような人形のアリを登場させるアイディアもあったと話した。

”もっと夢のような要素を持っていた。まるで90年代の映画のようなニンジャ・タートルのような見た目の、人間サイズのアリが登場する予定だったんだ。CGIじゃなくて、デヴィッド・クローネンバーグの『ザ・フライ』のようなアリにしたかった。でも、それは叶わなかったんだ

映画のアリたちは、知能は発達しても、その見た目はアリであることには変わらなかった。
もし今後量子世界の影響によってさらなる進化を遂げた場合、別のMCUシリーズに登場することもありえない話ではないだろう。

様々なアイディアが模索されていた『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日より劇場公開中だ。

ゆとぴ

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