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※この記事には『スーパーマン』のネタバレが含まれています。ご注意ください。
DCUシリーズの映画『スーパーマン』は、多くの映画ファンや批評家から支持を集め、シリーズの好スタートに大きく貢献しているが、公開前のテスト上映の段階では賛否を呼ぶ可能性があったとされている。
そのなかで、カットするかどうか、または内容を変更するかについて議論が交わされた3つのシーンを、監督を務めたジェームズ・ガン氏がインタビューの中で明かしている。
これは街中で巨大なカイジュウが暴れるシーンにおいて、リスが巻き込まれて潰されそうになるところをスーパーマンが救う場面である。やや過剰にも見えるが、人間だけでなく、あらゆる命を救おうとするスーパーマンの精神を象徴する重要な場面として描かれている。
2つ目は、カイジュウを倒した後にスーパーマンが「殺さずに銀河の動物園へ送るべきだ」と訴えた際、ガイ・ガードナーが彼を「臆病者」と非難する場面である。
実際の脚本では、ガイがより過激な言葉「Pu**y」と罵り、それに対してスーパーマンが「子どもたちがいるんだぞ!」とたしなめるやりとりが含まれていたという。
結果的にこのセリフは別の表現に差し替えられ、ジョークとしてのトーンは和らげられたが、もし本作がR指定映画であれば、当初の脚本通りに採用されていた可能性も高い。
最後は、ジミー・オルセンがレックス・ルーサーの恋人であるイヴと抱き合うシーンについて。イヴはレックスの悪事を暴くための証拠を密かに集めていた。ジミーがイヴに抱きしめられた際、笑顔を見せるべきか否かについても議論がなされたという。
最終的にジミーは笑顔とも無表情とも取れる微妙な表情を見せたが、彼の心中がどのようなものだったのか、観客の想像に委ねられている。
今後、配信版やDVDリリース時にカットされたシーンがディレクターズ・カットとして追加されることにも期待したい。
『スーパーマン』は2025年7月11日より劇場公開中である。

「Ginema-nuts」「トイハコ」の管理人です。アメコミ、特撮が主食の大きなお友達の一人です。
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