マーベル・スタジオ代表、”ドラマ前提の映画”に言及 ー 「そうならないように映画を作っていた」

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マーベル・スタジオのMCUシリーズは、2021年のフェイズ4以降に映画だけでなく、Disney+(ディズニープラス)で配信されるドラマの展開も開始し、当初の約3年間は非常に多くの作品が立て続けに配信されていた。

そのうち、ドラマで起きた出来事が映画にも影響を与えるようになり、一部の作品ではドラマの視聴が前提となっていたことから、ファン離れの大きなきっかけになったとも言われている。

最近ハリウッド・レポーター誌のインタビューに応じたマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は、こうした「ドラマ視聴が前提となる映画」について言及し、いまはそういった事にならないように意識して映画を作っていると言及した。

”一部の観客は今でも、「このキャラを理解するには他のドラマを観ておく必要があったのかも」という感覚を引きずっているようなんだ。でも、実際に映画を観てもらえれば、そうじゃないってわかるはずだし、僕たちはそうならないように映画を作っている。でも、それでもなお、観客にそのことをちゃんと伝える努力は必要だと感じているよ。”

またDeadlineのインタビューでも、2023年公開の『マーベルズ』について同様の見解を示しており、『Ms.マーベル』を未視聴のファンが多かったことが興行収入の失敗につながったと語っている。

MCUシリーズではこのほかにも、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が『ワンダヴィジョン』と、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』や『サンダーボルツ*』が『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』と強く結びついていた。

今後のドラマ作品は、同じ世界観を共有しながらも映画とのつながりは以前よりも薄め、マルチバース・サーガでの失敗を繰り返さない方針が示されている。

また作品数そのものも絞り込むことで、個々の作品の質の向上も図っていく予定である。

果たして、テコ入れされたMCUシリーズはどのような方向へ進むのだろうか。今後の情報に注目しておきたい。

ドラマも良いけど、映画も単体で楽しみたいですよね

ゆとぴ

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